井ノ原快彦はCMOに STARTO ENTERTAINMENT本格始動で役員構成など発表

STARTO ENTERTAINMENT社ロゴ

SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)に所属していたタレントたちが移籍した新会社STARTO ENTERTAINMENTが10日から本格始動した。公式サイトも更新され、代表取締役CEO(最高経営責任者)の福田淳氏はじめ新たな役員構成が明らかになった。昨年12月の会社発足発表以来取締役COO(最高執行責任者)を務めていた井ノ原快彦(47)が取締役CMO(最高マーケティング責任者)となったことも明らかになった。

公式サイトでは「株式会社STARTO ENTERTAINMENTは、4月10日より本格的に業務を開始いたしましたのでお知らせいたします」と伝えられた。「当社は昨年末、株式会社SMILE-UP.(以下SU社)と資本関係を全く有しない企業として発足しました」と記され、「その後、本日まで本格的な業務の始動に向けて準備を進めておりましたが、このほど当社と契約した28組295名のタレントたちとともに新たなステージへと船出いたします。今後は、これまでタレントを支えて頂いた多くのファンの皆さまや関係者の方々のご期待に沿うべく、さらなる飛躍を目指してまいります」と報告した。

役員構成などの会社概要、ガバナンスやコンプライアンスなどの組織体制、育成部門の新設などが発表された。従業員については「主にSU社に勤務していた従業員が4月1日付で当社に入社し、総勢185名体制で業務にあたっています。当社への入社にあたっては、そのすべての従業員について、SU社在籍中に性加害行為をはじめとする違法行為に加担していないことを確認しています」と伝えた。

ジャニーズ事務所は昨年10月、創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題を受けてSMILE-UP.に社名変更。同11月から被害者補償をスタートし、補償が終わり次第廃業する。同社に所属していたタレントや社員は希望者全員がSTARTO ENTERTAINMENTに移籍し、エージェント契約かマネジメント契約かを選択すると発表されていた。

STARTO ENTERTAINMENTは、10日に東京ドーム、5月29、30日に京セラドーム大阪で、14組75人のタレントが出演する初イベント「WE ARE! Let’s get the party STARTO!!」を開催する。

公式サイトには、同イベントに出演が発表されていた14組75人に加えて、堂本剛(44)が独立したKinKi Kidsや、二宮和也(40)が独立した嵐の名前も掲載された。掲載されたタレントやグループは、同社への移籍が完了したとみられる。

同社は4月3日、初イベントに出演する14組75人のアーティストが集結したプロジェクト「STARTO for you」を立ち上げたと発表。チャリティーシングル「WE ARE」を10日からデジタル配信し、6月12日にCDもリリースする。収益は1月の能登半島地震の被災者に全額寄付される。