反町隆史26年ぶり「GTO」細部までこだわり大反響 台本になかった一言は小手伸也にお願い

反町隆史(中央)(2024年3月撮影)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

反町隆史(50)の「GTO」が26年ぶりに復活した。1日にカンテレ・フジテレビ系で「GTOリバイバル」が放送され、配信視聴が定着しつつあるこの時代に世帯平均視聴率9・6%(関東地区)の好数字をマークした。

お茶の間を賑わせたその約48時間後。鬼塚こと反町は、都内の会議室にいた。反町の発案で作品放送後に急きょ行われた異例の囲み取材には、10社以上が集結。目の前にみっちり集まった報道陣を見て、反町はわずかに驚きの表情。「みなさんお忙しい中来て頂いてありがとうございます」。そういってゆっくり頭を下げたが、数十時間前まではテレビの中でチェーンソーを片手に、破天荒な教師を熱演。急展開なギャップにその場の空気も和んだ。

1シーンに込めた思いや作品制作にかけた自身の思いを誠実に、丁寧に語った。記者の質問1つ1つに正面から全力回答。令和版を制作するにあたって、現代の子どもたちにも届くように、元祖鬼塚より、「少しライトに」調整した。ただ「当時の視聴者や見てくださった方々に、裏切りのない形での『GTO』+鬼塚英吉をやることを1番に考えた」と、信念を見せた。 時には「こんな見せ方もあったと思う」「こういうことはできなかった」とも吐露。26年ぶりに共演した山崎裕太や小栗旬ら“教え子”たち、そして「冬月あずさ」こと松嶋菜々子の出演にも深く感謝した。

鬼塚復活のスイッチは、もう1つ。同シリーズにかかせない名物教頭役を演じた小手伸也に、反町はある“お願い”を直訴。「小手さんには『クズ』というせりふを言ってくださいと言いました。『クズ』って言う言葉に、鬼塚は反応するんですよね。それは今も昔も変わらず」。生徒をなじられ、鬼塚がキレる。生徒を守るためのスイッチが入る瞬間だ。今回の劇中でも「クズなんていない」と教頭を一蹴。「実は台本になくて。どうしても昔の鬼塚を演じたかったので、言ってもらいたかった」と打ち明けた。シリーズの根強い人気に加え、反町の細部までこだわる意思。大きな反響が起こるのも、納得できる。

反町は放送後に知人から届いた1枚の写真を紹介した。知人家族が「GTOリバイバル」が映るテレビを囲む写真だった。「本当に『GTO』をやって良かったって思えた瞬間です。視聴者が昔よりもテレビの前に座らない時代に、集まってくれたことに感謝です」。続編希望の声も届く。「もし機会をいただけるのであれば、昔の根っこの元暴走族上がりの鬼塚を演じたいなとは思います」。穏やかな口調で語ったが、なんだか、うずうずしているようにも見えた。【望月千草】