上方演芸界で最も長い歴史を持つ「第59回上方漫才大賞」発表会が13日、大阪市内で行われ、見取り図が奨励賞を受賞した。
見取り図は、ともに当日のネタ審査で受賞が決まるコンテスト形式の新人賞を2度、奨励賞も今年で5度目のノミネートだった。だが、これまですべて、切磋琢磨(せっさたくま)してきた同期や後輩に目の前で賞を持って行かれる経験を繰り返し続けていた。
盛山はこの日もネタを終えてから「30分くらい時間があって、ずっと喫煙所で13本タバコを吸ってました。(他のコンビのネタで)笑い声聞こえたら自信なくすので」。他のコンビのネタを直視できなかった。
それだけに、受賞が決まると「うおー」と雄たけびを上げ、派手なガッツポーズで喜びを表した。
賞レースの優勝には無縁で「漫才師」を名乗っていいのかという葛藤もあっただけに、「同期や後輩が賞レースで取って悔しかった。やっと取れた」と心の底から喜んだ。
悔しさで泣いたこともあるというリリーも「同期にライバル意識もあったから、今回で少しでも見返せたかな」と誇らしげ。「カミマン(上漫)ハイと言いますか、早く来年になって大賞をもらいたい。僕はもう来年を見てます」と早くも次なる目標を定めていた。