ゆりやんレトリィバァがカンヌで映画監督デビュー「引っ越して芸人として活動しようと」12月渡米

フランス・カンヌで開かれたK2 Picturesの会見で、映画監督デビューと12月の渡米を電撃的発表したゆりやんレトリィバァ(c)Kazuko Wakayama

ゆりやんレトリィバァ(33)が、映画監督デビューすることが18日、フランス・カンヌで開かれた映画・映像事業の新会社K2 Picturesの会見で発表された。ゆりやんは「今年の12月に渡米することに決めました! 引っ越して芸人として活動しようと決めまして、芸人だけでなく、世界に映画監督として作品を届けられるように頑張りたい。ゆりやんレトリィバァから世界でYURIYAN RETRIVERになれるように頑張ります!」と、12月の渡米まで電撃的に発表した。

K2 Picturesは、10日に発表した日本発の映画製作ファンド「K2 Film Fund1」立ち上げに関する会見を、世界の映画関係者が集まるカンヌ映画祭会期中に開催。ゆりやんは、紀伊宗之代表取締役(54)と、同社と映画製作を進めていく西川美和監督(49)三池崇史監督(63)とともに“大型新人監督”として登壇した。

ゆりやんは、関西大文学部総合人文学科映像文化専修で映画について研究。洋画のセリフをまねて英語を学んだことが、日本語を英語っぽく話すネタの誕生にもつながった。KADOKAWA主催で23年1月に開催された、第2回日本ホラー映画大賞では初めて選考委員を務めた。1月には都内で行われた米映画「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」(エマ・タミ監督)のイベントで監督デビューについて言及。「憎しみや、私が許さないと思った人を懲らしめるようなホラー映画を作るのが夢です」と、ハリウッド映画デビューを熱望していた。

会見で、ゆりやんは「ご覧いただいて分かるように、私は国会議員なんです。ウソです。コメディアンなんです。このような場に一緒に立つことができてとても嬉しく思っています」と、ボケを英語で披露しつつ、あいさつ。K2 Picturesとの接点については「数年前に、朝のテレビ番組で『映画監督になりたい』と言ったのをたまたま、高橋大典プロデューサーが見てくださっていて声をかけてくれました」と説明。「ずっと抱いていた夢を、こんな風にかなえていただけるんだ! と思い、それから、いろいろなところで言うようにしています。K2 Picturesには感謝してもしきれませんので、絶対に恩返しできるように頑張ります!!」と意気込んだ。

また、活動の拠点を米国に移すことを受けて、映画監督として大先輩でもある三池、西川両監督に「1番、必要なことを教えてください!!」と質問した。三池監督は「まずは絶対、後悔しないように。成功するかおもしろいものになるかやってみないと分からないし、興行的にも映画祭などでも評価されるかは分からない。自分の面白いと思うものを後悔しないように作るのは絶対に必要だと思います」とアドバイス。西川監督は「難しい質問ですが、たくさんの人と関わる映画作りは厳しくとも豊かな仕事だと思います。ゆりやんさんの才能だけでなく、多くの人たちの力を借りてチームで作っていくのが大事なことだと思います」とエールを送った。

K2 Picturesは、「K2 Film Fund1 (ケーツーピー)」の立ち上げに加え、22年の「シン・仮面ライダー」(庵野秀明監督)、23年の「リボルバー・リリー」(行定勲監督)「キリエのうた」(岩井俊二監督、)などのプロデューサーとして知られる紀伊氏が掲げる“日本映画の新しい生態系をつくる”ことなど、目指すビジョンに賛同し、ともに映画製作を進めていく監督、アニメーション会社も発表。世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭(フランス)で18年に「万引き家族」で最高賞パルムドールを受賞し、14日に開幕する第77回同映画祭で審査員を務める是枝裕和監督(63)が賛同した。さらに岩井俊二監督(61)、17日に自身初の時代劇映画「碁盤斬り」の公開を控える白石和彌監督(49)西川美和監督(49)三池崇史監督(63)さらに「呪術廻戦」「チェンソーマン」など海外でも人気の高いアニメーション制作を行うアニメ制作会社MAPPAも加わった。

ゆりやんは「芸人としてだけでなく、K2 Picturesと製作する作品とともに映画監督としても渡米してm世界中のみなさまにこの作品を見ていただけるようになりたいです! K2 Picturesが生んだ、ユリント・イーストウッドになります!お楽しみにしていてください!」と豪語した。

◆ゆりやんレトリィバァ 1990年(平2)11月1日、奈良県生まれ。奈良県立高田高から進んだ関西大文学部在学中の12年に、NSC大阪校に35期生として入学。「NSC大ライブ2013」で優勝し、同校を首席で卒業。17年「第47回NHK上方漫才コンテスト」優勝。同年「女芸人No・1決定戦THE W」、21年には5回目の決勝進出となった、ピン芸人日本一決定戦「R-1グランプリ2021」で、それぞれ優勝。趣味は映画観賞。特技は英語、ダンス。159センチ、血液型B。