FRUITS ZIPPER、初の日本武道館単独ライブ千秋楽公演 新曲「虹」を含む23曲披露

初の日本武道館公演を行ったFRUITS ZIPPER

7人組女性アイドルグループ、FRUITS ZIPPERが19日、初の日本武道館単独ライブの千秋楽公演を行った。グループ過去最大の約1万2000人を前に、初披露の新曲「虹」を含む23曲を披露。終盤には全国12都市で13公演を行う初ホールツアー開催も発表した。18日から2日間でチケット完売の計2万4000人を動員し、スローガンに掲げる「NEW KAWAII」の魅力をたっぷりと届けた。

センターステージに設置された“KAWAIIの実”のバルーンからメンバーが飛び出すと、会場は地鳴りのような歓声に包まれた。結成2周年を記念する夢のステージで、7人が躍動した。4月発売の初アルバムタイトルにもなった「NEW KAWAII」でスタートすると、自己紹介楽曲「うぇるかむとぅ~ざハートふるっぱー!」、ライブ初披露の「BABY I LOVED」などをパフォーマンス。“アゲソング”の「ふれふるサマー!」では一部のメンバーがリフトに乗って2階席まで上昇。目の前に迫るメンバーに、会場のボルテージも急上昇した。

こだわりのセンターステージで晴れ姿を届けた。今年1月に所属事務所の先輩で、一足先に日本武道館公演を実現させた新しい学校のリーダーズのステージを見学。センターステージで観客を沸かせる姿を目に焼き付けた。各曲の演出なども同ステージ仕様に変更。直前まで約2週間の練習期間を設け、全方向から注がれる声援に応えた。

開演前に取材に応じた仲川瑠夏は「あのライブを見て、自分たちも絶対にセンターステージで成功させたいと思ってスタッフさんとも相談して実現してもらいました。メンバーそれぞれ気合が入っていて、自分も久しぶりに受験勉強並みに番号をノートに書いたりして頑張りました」と振り返った。

月足天音(24)も「今回は構成が全然違います。その点を楽しんでいただけたら」と語り、松本かれん(22)も「たくさん練習しました。どこ見てもお客さんが見えて、ずっと楽しい気持ちでパフォーマンスできました」と話した。

グループは22年4月に活動を開始。破竹の勢いで成長を続けている。その名が知られるきっかけにもなったTikTok総再生回数9億回突破の人気曲「わたしの一番かわいいところ」で昨年の日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。目標の1つであった今回の日本武道館公演も当初の予定から1日増え、2日間開催で実現させた。今後の目標について、メンバーはライブではさらに大規模となる東京ドームやさいたまスーパーアリーナでの実施、そしてまだ獲得できていない日本レコード大賞受賞と、NHK紅白歌合戦、米国最大規模の音楽フェス「コーチェラ」出場を挙げた。

櫻井優衣(24)は「目標はまだまだたくさんあります。この先ももっと大きな夢がかなえられたらいいなと思います」と意気込んだ。真中まな(25)は「私たちがデビューしたての頃に今、この姿を想像できた人はいなかったと思います。これからも応援してくださるみなさんが誇れるグループになりたい」と力を込めた。

アンコールでは「わたしの一番かわいいところ」を、5月1日から公開されたYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」バージョンで披露。公開わずか4日で再生回数約200万回を突破するなど話題となった映像を完全再現する演出で披露して沸かせた。

鎮西寿々歌(25)はグループが掲げる「NEW KAWAII」について、自分の短所なども個性として自己肯定感を高める言葉だと説明し「今日見てくださったみなさんが帰る頃に、自分が一番かわいいんだと感じていただけたら」と呼びかけ、櫻井も「私たちのステージや空間を通して誰かの背中を押せるような公演にできていたらいいなと思います」と話した。

早瀬ノエル(20)は初の武道館での公演について「最初は緊張したステージでしたが、360度からの声援を感じながら最終的には楽しさが上回った公演でした」と振り返った。グループは今月5日には屋外音楽フェス「JAPAN JAM 2024」初出演を果たし、夏にも「ROCK IN JAPAN FESTIVAL2024」出演が決定。大型イベントからのオファーも届くようになった。仲川は「まだまだ上を目指していきたいと思っています。もっと大きな場所でもっといろんな人に幸せを届けられるようになりたいです」。ひとつひとつの経験を糧としながら、7人の躍進は続く。【松尾幸之介】