「帰ってきた あぶない刑事」舘ひろし&柴田恭兵「夫婦みたいな」タカ&ユージ、居心地の良さの理由

サングラスをかけポーズを決める柴田恭兵(左)と舘ひろし(撮影・横山健太)

俳優舘ひろし(74)柴田恭兵(72)の主演映画「帰ってきた あぶない刑事」(原廣利監督)が24日に公開される。

このほど2人が取材に応じ、公開直前の思いを語った。キャンペーンで受けた取材は100媒体以上、一緒に過ごした時間は100時間以上になり、2人の関係をより強固なものにした。【小林千穂】

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「帰ってきた あぶない刑事」は23年10月に製作発表を行い、24年2月以降、取材やイベントが本格化した。期待値は高く、関係者によると、取材数は16年公開の前作に比べて倍以上だったという。100時間以上も一緒に過ごしたと聞いて、舘が「そんなに!?」と驚くと、柴田が「夫婦みたいなもんですから、お互いにほどよく気を使って、とっても楽なんですよ。時によって、夫になったり妻になったり」と笑みを見せた。

居心地の良さの理由は「俳優としてのあり方が違うから、競争する必要がない」(舘)「本当に、とっても優しいんです。女性がほっておかないのがよく分かります」(柴田)という。撮影や取材の中で、再発見した互いの魅力を聞くと、舘は「知り尽くしちゃって、もうないね」と即答した。柴田が「(多数の取材を受けても)そんなにつらくならない。新しい気持ちでいられるんです」と言うと、舘は「8年間ほとんど会ってないから鮮度がいいんです。何度かゴルフに行ったりしましたが、べったりという感じではないからでしょうね」と受けた。

「あぶない刑事」でもタカ&ユージの私生活はほとんど描かれてなかったが、新作ではプライベートが垣間見える。柴田は「映画を見た人に『ユージが洗濯担当なんですね』と言われました」と笑った。また、タカ、ユージ、どちらかの娘かもしれない女性が登場する。柴田は「お父さんのような表情、いとおしい表情が出せるかなというのもあって、おもしろくなりそうだと思いました。タカの温かいまなざしは絶対に今まで見たことないです」と力説すると、舘は「そんなことない!」と照れた。

38年間続いたコンビや作品の魅力について、柴田は「窮地になるほど余裕があった。今までは窮地になると、悲しくなったり一生懸命になったりするのに、そうじゃないリアクションをしてきた。そこが受けたのかも」、舘も「無駄なことがいっぱい盛り込まれてるのがおもしろい。僕がハードボイルドな部分をやって、柴田恭兵でしか作り得ない世界をデコレーションした。今までにないスタイルだった」と分析した。

早くも続編を期待する声が上がる。「あぶない老人ホームとかね」「車椅子で」と冗談を言い合ったが、柴田は「僕はおなかいっぱいです」と真剣な目に。出来栄えに満足したからこその言葉で「自信あります」と胸を張り、舘も「お客さんの反応が楽しみです」。

◆あぶない刑事 1986年(昭61)10月スタートの日本テレビ系「あぶない刑事」としてシリーズ開始、最高視聴率22・9%。88年10月スタートの「もっとあぶない刑事」は最高視聴率26・4%を記録。映画は87年「あぶない刑事」から、「またまた-」「もっとも-」「-リターンズ」「-フォーエヴァー」「まだまだ-」「さらば-」とこれまで7作が公開され、新作で8作目。16年公開の「さらば-」で、舘ひろし演じるタカ、柴田恭兵演じるユージは刑事を引退し、ニュージーランドで探偵となった。新作では、横浜に戻った2人が探偵事務所を開くという設定。