フジテレビは31日、都内の同局で定例会見を行い、不適切な演出があったことが明らかになったテレビ東京系「激録・警察密着24時!!」について言及した。
同番組では、人気アニメ「鬼滅の刃」の商品に関する不正競争防止法違反事件を取り上げた。実際は3人が不起訴になっていたことには言及せず、「4人が逮捕された」と放送した。また、「逆ギレ」や「今度は泣き落とし」といった刺激的なナレーションや、「“ニセ鬼滅”組織を一網打尽」といったテロップなどの「行きすぎた演出」を多用していた。
フジテレビ大多亮専務(65)は「基本的に、制作会社で制作した物は当然局のプロデューサーがチェックしています。こういうことが常に起きないように、我々も気をつけてやっています」と局内の管理体制に触れた。同局系でも全国の警察官に密着した番組「逮捕の瞬間!警察24時」があるが「何かあったから、すぐにあの手のジャンルのものをやめるとかそういうことは考えていないです」と断言した。
テレビ東京は30日、昨年3月放送の番組で不適切な表現が確認された「激録・警察密着24時!!」の制作を中止すると発表。定例会見で石川一郎社長は「プロがきちんと処理すべきものをしなかった。視聴者に誤解を与え、関係者の名誉を傷つけたことを深く反省し、心からおわび申し上げる」と述べた。番組関係者を社内処分する方針。