27日に亡くなった漫才師、今くるよさんの通夜、葬儀・告別式が31日までに終わった。芸人仲間らのべ300人以上に見送られ、締めは、桂文枝、オール巨人ら参列者がそろって「どやさ、どやさ、どやさ」と連呼して、笑いと涙が交錯するくるよさんらしいお別れとなった。
「どやさ」とは、くるよさんの持ちギャグだった。両手を顔の前で交互に前後させ「どやさ!」。登場のあいさつに使ったり、脈絡など関係なく合間にはさんだり、自在に操ってきた。
くるよさんは、相方で15年に亡くなった今いくよさんと高校同級生で、ソフトボール部仲間。ともに京都出身で、「どうよ」「どうだ」を意味する「どやさ」など、京都でよく使われる言葉もトレードマークだった。
ぽっちゃり体形で、腹をたたく芸もあったくるよさん。一方のいくよさんはやせ形で派手なメーク。2人は互いをいじり合い、笑いを奪っていった。
80年代、「花王名人劇場」出演を機に、大きく変わった芸人人生。くるよさんが、自身のおなかをポンッとたたいて、大ウケしたことから、すでに波がきていた80年代の漫才ブームに一気にのった。
「どやさ」もサービス精神旺盛なくるよさんが、ファンに喜んでもらったことを機に継続し、代名詞的ギャグに成長したものだった。文枝ら芸人仲間が、最後の別れに選んだのが、この「どやさ」だった。