<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
若手注目俳優、山下幸輝(22)の活躍が光っている。8月に主演映画「マンガ家、堀マモル」が公開、9月には5人組グループWILD BLUEのリーダーとして歌手デビューも果たした。このほど取材に応じ、ここまでの活躍とこれからについて語った。
「マンガ家-」の撮影が行われていたのは昨年末。シンガー・ソングライターsetaの原作をもとにしたシナリオを榊原有佑監督、武桜子監督、野田麗未監督の3人で映画化。スランプに陥った山下演じる漫画家、堀マモルが、自身の前に現れた小学生~高校生の3人の幽霊、海、樹、愛によって背中を押され、忘れたふりをしていた過去と向き合い始める物語だ。テーマ曲をseta、エンディング曲を槇原敬之が歌う。
漫画と映画を連動制作する「CineComi プロジェクト」第1弾作でもある。漫画原作で数多くの映画が制作・公開されていることに着目した、映画の企画・制作などを行うand picturesらが昨年にプロジェクトを発表。山下本人も企画会議から参加していたといい「今までにないような企画で、僕が主演ということで不安もありましたけど、わくわくしました。プロデューサーの方にとてもよくしてもらっていて、これならやりたい、いいものをつくりたいと思えました」と振り返った。
会議では自身の体験談なども「たくさん話した」といい、それが反映もされているという。「これ俺かな? って感じで(笑い)。それぞれ出てくる(幽霊の)コンプレックスが僕の悩んできたものだったので。僕なんですよね。会議では意外とそういう機会もあんまりないですし、たくさん話そうということで話しました。みなさんも見て楽しめると思いますし、いろんな人に見ていただいて共感してほしいですね」。
自身は学生時代はダンスなどに没頭していたといい、「アニメや漫画はあんまり自分の環境になかったです」と明かした。2020年の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」をきっかけにデビューし、2022年の映画初出演からまだわずか2年。昨年11月の「TOKYO,I LOVE YOU」で長編映画初主演を果たすなど急速に活躍の場を広げてきた。「2023年はいろんな役と出会いました。高校生役をやったり25~26歳の役をやったり。いろんな俳優さんとも出会ってたくさん刺激を受けました」と語り「2024年はもっと勝負になってくる年でした。僕はまだ経験も浅いですし、実践して経験しての繰り返しですけど、来年もまた戦いにいく。それくらの意識を持って頑張っていきたいですね」と力を込めた。
「ここ最近はずっと毎日ありがたいことにお仕事をしているので」とあまりゆっくりプライベートの時間はとれていないという。自宅ではお香をたくことにハマっているとも明かし「いろんな種類を持っています。白檀(びゃくだん)の香りが好きです。お線香みたいな香りで、その間に台本を読んだりしています。あとはYouTubeを見たりくらいですね」。
「マンガ家、堀マモル」は売れない漫画家が夢を追い続けるストーリーでもある。山下は「まだ自分は役者を本格的に始めて3年で、落ち込んだり、無理かもって思ったことがなくて。というか、まだそんなことを言っていられない」としつつ「でもこの先、そういう時がいつかくるだろうし、そうした時に堀マモルを見たら頑張れるんじゃないかなと思っています」と引き締めていた。