デーブ・スペクター「本質見失わないで」問題の焦点を強調「なぜA氏を会見に出せなかったのか」

デーブ・スペクター(2018年4月撮影)

フジテレビがついにメスを入れた。中居正広氏(52)の女性トラブルに同局社員が関与していたとする一連の報道に揺れる中、27日に取締役会を開催し、港浩一社長(72)と嘉納修治会長(74)の退任を発表した。

“やり直し”で2度目の会見を行い、一連の問題について再度説明。テレビカメラ約30台、400人以上の報道陣が大挙する中、被害女性や視聴者、スポンサーなど全面に謝罪した。新社長には今日28日付でフジ・メディア・ホールディングス専務取締役の清水賢治氏(64)が就任する。放送プロデューサーのデーブ・スペクターは日刊スポーツの取材に応じ、会見を受けて「本質を見失わないでほしい」と警鐘を鳴らした。

   ◇   ◇   ◇

2度目の会見を見て、本質からズレていっていると強く感じています。問題の焦点は、被害者女性と中居氏、同氏宅で行われた会食に女性を誘ったと報じられた社員A氏との関わり…実にシンプルです。女性と中居氏が2人きりになりトラブルが発生したとされていますが、偶然だったか作為的になされたものだったか…知っているのは当事者だけ。だったら、なぜフジテレビはA氏を会見に出さなかったんですか? 出さないまでも、関与を否定した根拠になる証拠だったりA氏の証言を出せば良い。肝心なポイントが、あいまいなままでした。

もう1つ、あいまいなのが、問題が起きた後、なぜ中居氏を起用し続けたのか。女性の体調を考慮して打ちきるタイミングを見ていたと言っていますが、番組に出ている同氏を女性が目にすれば(被害が)フラッシュバックすることもあり得た。にもかかわらず、昨年のパリ五輪にまで起用し続けたのは不可解です。引っかかったのは会見で「事案が分かる人を少なくしたからスポーツ部が知らずにキャスティングした」と言い訳したけど、特番まして五輪でパリまで行く場合は上まで知ってるはずです。

この2点さえ、はっきり示せば会見も第三者委員会も必要ないんですよ。第三者委員会を作って3月までかかる? 全ての社員にアンケートなんて、警察が容疑者を捕まえるのに地域住民全てに聞き取りするようなもの。ばかげていますよ。優秀な弁護士だったら女性とA氏、それぞれに、どんな感じで関わったか調査すれば早く済むでしょう。

日枝久相談役の辞任が、風土を変えるのに必要と報じられ、一般の関心事になっていますが、日枝さんが現場の個別事案に関わっているとは思えない。今回の問題はフジの風土とか、それ以前の話。メディアも一般の人も本質を見失わないでほしいんです。

【フジテレビ】港浩一社長が辞任、清水賢治氏が新社長に就任/“やり直し”会見まとめ>>