福山雅治、被爆樹木モチーフの“クスノキ”「どの立ち位置で僕がこの歌を歌えばいいんだろう…」

福山雅治(2024年1月撮影)

歌手で俳優の福山雅治(56)が5日放送のNHKクローズアップ現代(月~水曜午後7時30分)に出演。

長崎県出身の福山。被爆80年の今年、長崎平和祈念式典で小学生たちによって2014年に発売した「クスノキ」が歌われることになった。「クスノキ」のモチーフになったのは原爆で焼かれながらも2カ月後、再び芽吹き、希望と平和の象徴となった被爆樹木だという。

1990年のデビューアルバム「伝言」に長崎を描いた歌「PEACE IN THE PARK」が収録されていたが、多くの人の心に届いた実感はなかったという。

デビューから「クスノキ」発売の2014年、その24年間を振り返り「クスノキに例えて言うなら、まさに根っこの時間だったんでしょうね」と明かし、「社会経験も当然乏しいし、作曲能力、演奏力、アレンジ力…もう全てが伴ってない」と自分で理解し、デビュー当時はヒット曲も出会えず、生み出せていない状況で「そんな人間が、こういうテーマ、社会課題に向き合って歌を作るなんていうのは誰も聞いてくれないだろうなっていうふうに思っていました」と吐露。

そして「クスノキの存在をなんとか歌にできないかなというふうには思っていました。ただ、やっぱり、なぜ被爆樹木がそこにいるかっていうと、それはやっぱり戦争があったからであって、原子爆弾が投下されたからであって。そこは当然触らずに描けないので。これ、どういうふうに触っていけばいいのかっていう。人間と人間の対立、正義と正義の対立。さまざまなことが、そこには生まれてくるので、これはどの立ち位置で僕がこの歌を歌えばいいんだろう…見つけられなかったんですよね。24年間ず~っと見つけられなかった」と明かした。