ビリー・ジョエル、経営のバイクショップ閉店 コレクションも競売へ 5月に正常圧水頭症を公表

ビリー・ジョエル(2024年1月撮影)

正常圧水頭症と診断されて闘病中の米歌手ビリー・ジョエル(76)が、健康上の問題により自身が運営するバイクショップ「トゥエンティース・センチュリー・サイクルズ」を閉店し、バイクコレクションを競売にかけることを発表した。ジョエルの代理が、AP通信の取材に、ニューヨーク州ロングアイランドにあるバイクショップを9月下旬に閉め、コレクションを年内に競売に出品する予定であると明かしたもの。

ジョエルは5月に視力、聴力、バランス感覚に障害をきたす正常圧水頭症と診断されたことをSNSで明かし、7月から翌年7月まで予定していた全米ツアーと英国公演をすべてキャンセルすることを発表していた。

クラシックバイクのコレクターとして知られるジョエルは、2010年に自身が所有するバイクのメンテナンスや修理、復元や改造を行う場所としてトゥエンティース・センチュリー・サイクルズをオープンし、コレクションを無料で一般公開もしている。2013年に公開されたYouTube動画では、30年代から60年代の車が好きで、その時代のバイクを集めて並べ、人々に観てもらいたいと思ったとバイク店をオープンした理由を語っていた。

ジョエルは声明で「最近のコンサート活動によって症状が悪化し、聴覚、視覚、平衡感覚に問題が出ている」と病状について説明。医師の指導のもと特別な理学療法を受けており、回復期には演奏を控えるよう指示されていると述べていた。

頭蓋骨内に脳脊髄液がたまり、脳を圧迫することで起こる病気で、治療には余分な液体を排出するためのシャントを埋め込む手術が必要になると言われている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)