NHK朝ドラ「あんぱん」脚本の中園ミホ氏が日本橋三越本店でトークショー 反響の大きさに笑顔

「やなせたかしと三越」展初日、特別企画としてトークショーを行った「あんぱん」脚本家の中園ミホ氏。左はNHKの塚原愛アナウンサー

NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~金曜)の脚本を担当している脚本家の中園ミホ氏は20日、同日から東京・日本橋三越本店で始まった「やなせたかしと三越」展の特別企画で行われたトークショーに登場し、作品への思いや今後のみどころなどを語った。

NHKの塚原愛アナウンサーが聞き手を担当。中園氏は、「執筆中はあまり、表に出なかった。先々週くらいに(脚本を)書き終わって街に出たら、みなさん、見てくださっているんだなと。いろいろな感想が聞こえてきたり、商店街の奥さま方が『あんぱん』のうわさをしてくださっていて、今やっと、反響の大きさに驚きながらすごくうれしいです」と笑顔で語った。

子供のころ、手紙を通じて始まったというやなせさんとの交流を振り返り、やなせさんとの思い出話や「あんぱん」出演者への思いなども語った。今後の見どころについては、「やなせさんが『アンパンマン』で認められたのは69歳の時で、ものすごい遅咲きの方。『顔を食べるなんてグロテスクだ』とか編集者に言われながらも、(妻の)暢さんに励まされながら書き続けるんですが、そこを書きたくて実は、この企画はあるので、必ず最後までぜひ、見ていただきたいなと思います」と、会場に集まった多くの客に語りかけた。

同展では、やなせ氏の人生と仕事に大きな影響を与えたという「3頭のライオン」にまつわるエピソードのほか、1947年(昭22)から約6年、三越宣伝部に在籍したやなせさんが書いた社内報の漫画や、店内ポスターのデザインなどの貴重な資料などを展示。また、ドラマ「あんぱん」で実際に出演者が着用した衣装や、登場した小道具なども展示されている。9月2日まで。