中村鴈治郎「これはダメだ」からの吉沢亮と横浜流星のへこたれなさ語る 「国宝」で歌舞伎指導

トークイベントを行った中村鴈治郎

映画「国宝」で歌舞伎指導を務めた中村鴈治郎(66)が29日、都内で、同作や、9月に出演する「仮名手本忠臣蔵」(新国立劇場)についてトークイベントを行った。

映画に出演した吉沢亮、横浜流星の役作りなどを語った鴈治郎。2人が日本舞踊を習い始めたばかりのころの出来を見て「これはダメだ」と思ったことを明かした。しかし2人は、歌舞伎役者を演じるだけでなく、キャラクターの心を繊細に表現するまでに至った。鴈治郎は「亮と流星、まあへこたれなかった。日々の研さんでしょうね」と、尊敬の気持ちを込めた。

歌舞伎指導に加え、出演もした鴈治郎。映画に関わった日々を振り返り「いつの間にかどっぷりつかってしまった。間違いなく沼でした。今になって、すごいものに関わったという実感があります。ここまでヒットするとは思っていませんでした。こんなにお金、時間かけていいのかなと。赤字じゃないかなと思いました」と話した。

「国宝」は、来年の米アカデミー賞国際長編映画賞の対象となる日本代表作品に選ばれた。鴈治郎は「一気に広がるきっかけになるかもしれない」と期待を寄せ「アカデミー賞の前にいろんな所で公開されるので、その反応は気になります」とした。

今後の映画への出演意欲について問われると「オファーがあれば喜んで行きますけど、そう簡単にはね」と笑っていた。

この日のトークイベントは、朝日カルチャーセンターのプレミアム講座として開催された。