31日放送のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に、富本斎宮太夫役で、大河ドラマ初出演となる歌手新浜レオン(29)がこのほど、東京・NHKで、合同取材会に出席した。
昨年、NHK紅白歌合戦に初出場したが、今年は大河ドラマの出演も果たした。オファーを受けた感想を「信じられなかったですね」と笑った。「いつかは大河ドラマへという大きな夢はもっていたけど、今年とは想像していなかった」と振り返った。
現在、全国ツアーの真っ最中。オファーをもらった際は「来年だと思っていた」と笑った。問題はスケジュール調整だったが、「奇跡的にハマって出演できた。ハマらなかったら無くなっていた」と胸をなで下ろした。
演じる富本斎宮太夫は、人形浄瑠璃の太夫。ネタバレ防止のため多くは語れなかったが「語りで争いを鎮めるシーンで出演した」という。「演歌歌謡の本質は詩を伝えること。その原点をさせていただいた」とし、「今後の活動にも生きていくと思う」と述べた。
また、「いつの時代も歌の力、芸事は人を動かすんだなと。それがうれしかった」と続けた。「災害や政治とかつらいこともあるだろうけど、歌っている瞬間だけは癒やしのエールにしたいと強く思えた」とし、「改めて、すばらしい職業をやらせてもらっているんだなという時間になった」と述懐した。
撮影は日光ロケとスタジオで実施。「富本斎宮太夫という当時の語り手は今の職業とリンクする所もあるけど、今の歌い方とは違う」とし、「こぶしを抜く、ビブラートを抜くのが大変だった」という。「細かいところを指導してもらって、当時により近づけるような日本語、そして語りにするのは最後の最後まで意識した」と力説した。
主演の横浜流星(28)からは、大いに刺激を受けた。「間であったり、目の使い方、話す前の呼吸とかは、間奏とかイントロで取り入れたら1曲がよりダイナミックになると思った」とし、「早速取り入れています」という。
演技の魅力は「憧れの姿になれる」とした。「その世界に没頭できるのは、普段の生活ではできない経験」とし、「歌手であることも1回忘れて取り組めた瞬間が魅力的でした」とほほ笑んだ。「またチャンスをもらえるように頑張りたい」と前向きだ。
同時に、2年連続紅白出場も目指している。「昨年楽屋を出る時に、必ずまたここに返ってくるって。歌手でいる限り、ずっとこの紅白という舞台に立ち続けるんだって。出た喜びよりも、ファンやお世話になった皆さんに報告するんだっていう気持ちが強かった」とし、「もっともっと、見たことがない景色を見せたいという所存です」とアピールした。
「まだ放送前なので、反響も含めて不安もある」と素直な気持ちを明かした。だが、「全力でやったことは間違いない」と胸を張り、「これからもいちファンとして、べらぼうを一緒に楽しめたらと思います」と訴えた。
取材陣から「レオン語で一言」と要望されると、「べらぼうファンにブチ切れららないかな…」と心配しつつも、「べらぼうと一緒に盛り上がレオン!」で締めた。