呉美保監督(49)が6日、東京・テアトル新宿で行われた映画「ふつうの子ども」公開記念舞台あいさつで、主演の嶋田鉄太(11)と、自身の前作「ぼくが生きてる、ふたつの世界」のオーディションで出会い、今作の主演に繋がったと明かした。
「ふつうの子ども」は、3人家族でいたって普通の小学4年生、10歳の上田唯士が環境問題に高い意識を持つ同級生の三宅心愛に恋する物語。近づこうと頑張るが、心愛はクラスの問題児・橋本陽斗に引かれている様子…そんな3人が始めた“環境活動”が、思わぬ方向に向かう物語。嶋田は劇中で唯士を演じた。
司会の奥浜レイラから、呉監督に、心愛を演じた瑠璃(11)陽斗を演じた味元耀大(12)のキャスティング理由を問う質問が出た。
呉監督は、生徒役については「29人、全員、オーディションだった」と説明した上で「鉄太君と出会ったのは前作『ぼくが生きてる、ふたつの世界』のオーディションでした。吉沢亮さんの幼少期のオーディションに来てくれたけど、他のお友達の(役)もあって」と言い、笑った。嶋田から「何で、今、笑ったんですか?」とツッコまれると「皆さん、ちゃんとトレーニングしtセリフを覚えてくるけれど、とにかく、落ち着きがない。ずっと、グネグネして、面白い子だな、と」と言い、また笑った。
さらに、嶋田から「していません!」と反論されると「横目で見て面白いなと思って…芝居が始まると、みんな、セリフ通りに言うけれど、そしゃくしたニュアンス芝居をした。それが思いろく、ナイス、ナイスと言って、残してもらった」と続けた。
当時「ふつうの子ども」の脚本を作っており「将来、何になりたいの? と聞くと『芸人です。(好きなのは)どぶろっくです』と。プロデューサーにも会ってもらって、撮影の半年前から、ワークショップと称してオーディションをやって、そこにも来てもらった。やれども、やれども、この人だと思った」と振り返った。
嶋田は「ぼくが生きてる、ふたつの世界」で、主人公の幼少期役ではない、別の役での起用となったが「ふつうの子ども」では主演に抜てきされ「本当にありがとうございます」と感謝した。瑠璃が「続編は考えたことはあったりするのかな?」、味元も「面白かった、続編お待ちしています、と言われたので、よろしくお願いします」と続編の製作をリクエストしたのに対し、呉監督が「興行収入次第」と現実的な話をすると「お金のことは言わないでください。お金が全てじゃない!」と言いつつ「300億。超えたい。『国宝』超え目指しています!」と、吉沢が主演し興行収入110億円を突破した「国宝」超えを宣言。これには呉監督も「恥ずかしい。もう、やめてください」と笑った。