7月24日に死去したハルク・ホーガンさん(享年71)のスキャンダルを題材にした12日公開予定のドキュメンタリー映画「ビデオ・キル・ザ・ラジオ・スター:ハルク・ホーガン・セックステープ・スキャンダルの知られざる真実」を巡り、米フロリダ州タンパの連邦地方裁判所の判事がセックステープの使用を差し止める仮処分命令を下した。
ホーガンさんの息子で遺産管理団体の代理人を務めるニック氏が、公開の差し止めを求めて、公開予定であることを発表したラジオパーソナリティーのババ・ザ・ラブ・スポンジ氏を提訴していた。
同作は、2007年にホーガンさんがスポンジ氏の妻ヘザー・クレムさんと自宅でひそかに性行為をしているところをビデオ撮影された事件をめぐる騒動に焦点を当てており、Apple TV+で配信が予定されている。これは2012年に米オンラインメディア、ゴーカー・メディアに流出し、ホーガンさんがプライバシー侵害で提訴。数百万ドルの損害賠償金を手にしていた。
ニック氏は、作品の中でセックステープの画像が無許可で使われていると主張。スポンジ氏とハルクさんが12年に締結した和解契約に違反すると述べている。米オンラインメディアのTMZによると、裁判所はセックステープの画像を一時的に使用しないという条件で、作品の公開を許可したという。
提訴されたスポンジ氏は、作品ではホーガンさんを好意的に描いていると反論している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)