「御三家」の1人、舟木一夫が橋幸夫さん通夜に参列し悲痛な思い語る「自分の履歴書の1行が…」

橋幸夫さんの通夜に訪れ、取材に応じた舟木一夫(撮影・小島史椰)

4日に肺炎のため82歳で亡くなった歌手橋幸夫さんの通夜が9日、東京・小石川の傳通院で営まれた。

橋さん、西郷輝彦さんとともに「御三家」の1人として活躍した舟木一夫(80)も参列し、長年の思い出を語った。

舟木は「驚くとか悲しいというより、自分の履歴書の1行が抜けちゃったような印象」と話した。

橋さんの魅力を「個性あふれる歌、独特の声、歌を丁寧に歌っていた」とし「リハーサルから本番まで2回くらい歯を磨いて歯を大切にしていた」ことも振り返った。

橋さんは21年に80歳になる2年後の23年に歌手活動を引退すると発表したが、舟木が橋さんに最後に会ったのはその発表の2年ほど前だったという。「声を痛められ悩んでいたのは知っていました。ご自分が思う歌い手橋幸夫を歌えなくなったと決断なさったのかな」と話した。

その後、橋さんは復帰、亡くなる3カ月前までステージを務めたことに、舟木は「歌い手が歌を忘れることは死んでも無理でしょう。本能に近いものでしょうね。普通の感覚じゃ分からないかもしれないけど、僕らは手に取るように分かる」と思いを寄せた。

この日、橋さんにかけた最後の言葉を聞かれると、舟木は「ご苦労さまも言いたくなかったので、何も言いませんでした」と悲痛な思いを見せた。