島田珠代55歳、やりたいことだらけ、ショートドラマ、一人芝居、コント、賞レースにも挑戦?

ギャグは忘れない島田珠代(撮影・阪口孝志)

吉本新喜劇の島田珠代(55)が10日、縦型ショートドラマ配信アプリFANY:Dの主演ドラマ「踊るたま子」(全32話)の取材会に出席した。

島田が演じるのは、家族のために自分のことは後回しという働くオカン、山田たま子(55)。ダンス教室の若きインストラクターRYO(多和田任益)との出会いをきっかけに「なりたい自分」という言葉と向きあい始める。

高校2年の娘と暮らしている島田は「家で娘と接する母親の感じ。ちゃんと母親業をしてなかったけど、母親島田珠代として、中年のオバサンがという感じで取り組んだ。素の部分が出ている」と内容を説明。「女性の人生として眺めると、主婦の方が一番大変。一番尊敬している」といい、「自分を好きになることが一番幸せ。私も『踊るたま子』に会うまで自分が嫌いだった。どうかこのドラマを見て、自分のことを好きになってほしい」とアピールした。

ABCテレビ「相席食堂」で一躍有名になった「パンティーテックス」など豊富なギャグを持ち、新喜劇屈指のコメディエンヌとしてしられるが、自身が出演した相席食堂は「三角座りでタオルを被って、手で顔を覆って、音だけ聞いてて」とまともに見ていない。

「たくさんの人に見てほしいですけど、こんなはずじゃないと。自分で自分がおもしろくない。肌で感じると『ヨッシャ!』ってなるんですけど、画面で見るとダメ。全然しょーもない」

繊細な胸の内はギャグに対しても表れていた。

「パンティーテックスで皆さんにワワワって言っていただいたけど、(人気は)ずっとじゃない。年齢も年齢やし、置いていかないといけない」

新しい自分を見つけようと葛藤していた時期に、この作品に出会った。たま子を演じることで自分次第で前向きになれると感じた。クランクアップの時には「一人芝居でもやってみようとか、先への伸びしろを作らなきゃって。自信がついたというか悩んでる場合じゃないというか、まだまだできるかもと思わせてくれた」と前向きになれた。

今年2月には「舞台小説 ついてる!~めぐりめぐる、おむすび~」に出演した。「おむすびの監督から『珠代さんは女優でした。ありがとうございました』って言ってもらえてうれしかったですし、お芝居ができたら最高ですね」と“女優島田珠代”として、新喜劇の先輩内場勝則のような新喜劇だけにとどまらない活動にも興味を示した。

あこがれの女優に樹木希林さんや小林聡美の名前を挙げ、「私はそういうお芝居が巡ってこないので、ああいう心がふわっとなるような抜け感のあるお芝居ができたらいいな。希林さんもお亡くなりになられたので、いつか聡美さんとふわっとしたお芝居に(注)出れたらいいなっていうのが夢です」と笑った。

さらに、「一人芝居とかコントとか。高校生の時に(心斎橋筋)2丁目劇場でやってて、もう1回やりたいな。R-1(グランプリ)とかTHE Wとか出てもいいのかなって思ったり。落ちてナンボくらいで。それを重ねていって、どこか小さな劇場で自分だけのイベントができたらいいな」とやりたいことは尽きない。55歳島田珠代の新たな挑戦に注目だ。