元宝塚歌劇団花組トップの柚香光(ゆずか・れい、33)が11日、都内で、主演ミュージカル「十二国記 -月の影 影の海-」(12月9~29日、東京・日生劇場など)の製作発表会見に登壇した。
「十二国記」は30年以上にわたって書き継がれ、02年にはNHKでアニメ化もされた小野不由美氏の大河ファンタジー小説。今作が世界初の舞台化となる。
24年5月に宝塚を退団した柚香は「東宝ミュージカルさん、本格ミュージカルに出演するのが初めてですので、身の引き締まる思いでございます」とあいさつ。今作では女子高生・中嶋陽子役を加藤梨里香(27)と務め、“我々が住む世界の陽子”を加藤が、“地球上には存在しない異界に連れ去られた後の陽子”を柚香が演じる。
会見では、原作書影をオマージュしたポスタービジュアルがお披露目された。原作小説に「いち読者として思ったのが、物事の乗り越え方、捉え方、あなたの生き方はどうなんですかと常に問いかけられているような思いがありました。すごい作品に出会わせていただいたなと感じました」という。「(陽子への)尊敬とともに、自分はどうなんだと、ありがたい学びをいただく作品」と話した。
好きなシーンについて、加藤が「一緒に旅をした楽俊と離れ離れになってしまって、再会するシーンが大好きなんです」と言うと、柚香も「私も再会のシーンが本当、ね。いろんな思いが込み上げてきまして大好きなシーンです」と同意。また「殺陣、刀をね、宝塚歌劇の男役の時にも殺陣を培ってまいりましたけど、存分に今回も刀を振り回させていただくので、いったい異形の獣たちとどのように戦っていくのかというのも楽しんでいただければいいなと思っております」と見どころを語った。
12月の東京公演後、26年1月6日から2月1日まで福岡、大阪、愛知で上演する。柚香は「原作のファンの皆さまにも、初めてご覧になる方にも楽しんでいただける作品を作るんだという思いで燃えております」。加藤は「柚香さんと心を1つにして、陽子として生きてまいりりたいと思います」と意気込んだ。
楽俊役をダブルキャストで演じる太田基裕(38)と牧島輝(30)、景麒役の相葉裕樹(37)と、演出の山田和也氏も出席した。