井ノ原快彦が「ベートーヴェン捏造」出演していた!「特捜9」バディ山田裕貴「夢かなった」

映画「ベートーヴェン捏造」舞台あいさつにサプライズゲストで登場する井ノ原快彦(撮影・小島史椰)

山田裕貴(34)の主演映画「ベートーヴェン捏造」(関和亮監督、12日公開)公開前夜祭舞台あいさつが11日、東京・丸の内ピカデリーで行われた。席上に、井ノ原快彦(49)がサプライズで登壇し、映画本編に出演していたことが発表された。劇中で、山田は古田新太(59)が演じたベートーヴェンのイメージを天才だと“捏造(ねつぞう)”した忠実な秘書シンドラー、井ノ原はベートーヴェンにかわいがられた愛弟子で、シンドラーも嫉妬した、かつての秘書・リースを演じた。

山田は、テレビ朝日系で18年から今年4月期のfinal seasonまで7年放送された井ノ原の主演のドラマ「特捜9」で、井ノ原演じる特捜班の主任・浅輪直樹とバディを組む新藤亮を演じ続けてきた。「とにかく、共演できたこともうれしかったですし、いつか僕の主演の作品で共演できたら、という夢がかない、ありがたい、ありがたい、ありがたい…ありがとうございます」と感謝。「僕は主演作が多いわけではないので、井ノ原さんが出てくれて、うれしかった。ある作品でバディをやっているからか、あのシーンで一番、笑った」と撮影を振り返った。

井ノ原は、山田をはじめ登壇した俳優陣には完全に内緒で現れた。山田が「うわぁ」と驚き「うれしいっす、さっきまで汗、1滴もかいていなかったけど、グショグショ」と感激する中「雨、降りましたが、やんでおります」と首都圏にゲリラ豪雨が振った中、駆けつけた観客に声をかけた。古田からは「普通に来いや、いのっち」とツッコまれた中、「山ちゃんにLINE(ライン)で、今日よろしく、って送ろうと思ったら…サプライズ、ヤバいな、と」と、あわや山田に伝えそうになったと明かした。

そして、撮影を振り返り「途中から作品に入って、緊張感があるじゃないですか? 山ちゃんが、マネジャーのように横にいて『監督、すごい面白いって言っていました』と、気を使ってくれて」と山田に感謝。また、関和亮監督にも「私事ですけど、V6というグループをやっていた時の、一番最後のプロモーションビデオも撮ってもらった。『Full Circle』という曲を…お世話になりました」と感謝した。

「ベートーヴェン捏造」は、19世紀にウィーンで起きた音楽史上最大のスキャンダルの真相に迫った、文筆家かげはら史帆氏の歴史ノンフィクション「-名プロデューサーは嘘をつく」(河出文庫)を映画化。バカリズム(49)が同氏とやりとりを重ね、当時のシンドラーの知名度やベートーヴェンの立ち位置、食生活などの疑問まで取材して脚本を作り上げた。

この日は、米国人ジャーナリスト・セイヤー役の染谷将太(33)、ベートーヴェンが愛した晩年の秘書のホルツを役の神尾楓珠(26)、ベートーヴェンから寵愛(ちょうあい)を受けるおいカール役の前田旺志郎(24)、ベートーヴェンの弟ヨハン役の小澤征悦(51)も登壇した。

◆「ベートーヴェン捏造」耳が聞こえないという難病に打ち勝ち、歴史に刻まれる名曲を残した偉大なる天才音楽家、ベートーヴェン(古田新太)。しかし、実際の彼は下品で小汚いおじさんだった。世の中に伝わる崇高なイメージを“捏造”したのは、忠実なる秘書のシンドラー(山田裕貴)。どん底の自分を救ってくれた憧れのベートーヴェンを絶対に守るという使命感から、彼の死後、そのイメージを“下品で小汚いおじさん(真実)”から“聖なる天才音楽家(嘘)”に仕立て上げる。次第に聖なる天才像が浸透していくが…。