窪塚愛流「伝えたいって思いました」震災10年後の福島舞台の映画公開

映画「こんな事があった」の公開初日舞台あいさつに登壇した、左から井浦新、窪塚愛流、前田旺志郎、柏原収史、松井良彦監督

窪塚愛流(21)が13日、都内で、映画「こんな事があった」(松井良彦監督)の公開初日舞台あいさつに登壇した。

東日本大震災から10年後の福島県を舞台に、震災と原発事故をきっかけに離散した家族と、青春を奪われた若者たちを描いたオリジナルストーリー。松井監督(69)にとって18年ぶりの最新作となった。窪塚は前田旺志郎(24)演じる主人公アキラの友人で、孤独を抱える真一役を務めた。

震災当時は小1だった。「帰りのあいさつをしていた時に揺れて、机の下に潜って防災頭巾をかぶって体育館に行った」と、揺れた瞬間を鮮明に覚えているという。モノクロの今作について「1人1人の心の目で見ないと分からない。それぞれの感情で彩って、自分の中で落とし込む映画だなと思ったので、そんな映画に携われて、すごくうれしかったです。伝えたいって思いました」と話した。

撮影まで福島県には行ったことがなかった。「(被災地は)テレビや新聞記事でしか見たことなかったんですけど、自分の目で、体で感じるものは写真とは別物で。時空が止まってるような感じがしました」。ただ「すごく景色がきれいだったのは覚えてます。海もきれいだったし、空もきれいだった」と振り返った。

父・篤人役の井浦新(50)とは21年のドラマ「あのときキスしておけば」、22年の映画「麻希のいる世界」に続いて3度目の親子役だった。松井監督の前作「どこに行くの? 」(07年)に主演し、松井組への出演が続く柏原収史(46)も出席した。