元日本テレビ政治部記者で政治ジャーナリストの青山和弘氏が、16日放送のカンテレ「旬感LIVEとれたてっ!」(月~金曜午後1時50分=関西地区)に出演。自民党総裁選をめぐる、小泉進次郎氏や高市早苗氏の動きについて解説した。
小泉氏は16日に総裁選への出馬の意向を表明。「党が1つにならなければならない」などと述べた。
青山氏は「いま政策を詰めている段階ですね」と話し、前回の総裁選での小泉氏について「政策発表で『選択的夫婦別姓の見直しを1年以内にやります。例えば党が割れても党議拘束かけないでも採決します』って言ったんですよ。これが党内で波紋を呼んだんですね」と振り返った。
「党が1つに」との発言に、「今回はそういうことをしないってことを示唆している。今回は党が割れるような政策はあまり言及しない」とした上で、「ただ、もしそうだとすれば、1年前と『何で変わったんだ』ってことも問われますので、このあたりの言い方を、いま非常に神経質に考えているところなんじゃないかなと思います」との見方を示した。
また、加藤勝信財務相が小泉陣営の選対本部長を務めることに、「小泉さんは経験不足というのは必ず指摘されます。そんな中で、選対本部長という重要なポストに加藤さんというベテラン議員をつけるというのは、小泉さんの経験不足を補うという、こういうチームができるんだよというイメージを打ち出す意味では、非常に意味がある」と指摘した。
有力候補として注目される高市早苗氏の動向には、「高市さんの陣営は、推薦人は集まっていると言っていますし、この週末、あまり外での日程は報道されませんでしたが、政策を詰めるということで。高市さんは自分で政策とかを一から考えるタイプですので、そこに時間を使っているんだろうと思います」と話した。
前回は決選投票で石破茂氏に敗れており、「今回どう克服するかが最大の焦点。党内で、高市さんがあまりに右にエッジが立っているために、党内融和がはかれるのか。公明党も距離感があって、高市さんにネガティブなことを周辺に漏らしている。なので今回、若干政策を、多数を取れるようなマイルドにしてくる可能性がある」としつつ、「ただ、あまり変わっちゃうと保守層の反発も受ける。この辺のハンドリングは非常に難しいところかと思いますね」とも指摘した。
また、漫才コンビ「ブラックマヨネーズ」吉田敬(52)は、総裁選について「『この政策の方が国民が幸せになる』って思った人に投票すればいいだけやと思うんですよ。だけど、今後の自分の議員生活とか、自分が議員で出世していくにはこういう動きの方が得やなみたいなことをやってはるように見えて。ちょっと国民の方を向いていない気がするんですけど」と疑問を口にした。
青山氏は、「議員の世論と、党内世論と、いわゆる世論調査の世論は、だいぶ開きはあると思う。そこのところを埋めようと思って、党員票も入れた総裁選になっているんですが、ただ、そういう形式をとったところで、議員の評価と党員の評価っていうのにある程度のギャップがあるというのは今回も続きそう」と語っていた。