演歌歌手松阪ゆうきが16日、東京・めぐろパーシモンホールでデビュー10周年記念コンサートを行った。
大勢の熱烈なファンが詰めかける中、「10周年のコンサートを開くことができてとてもうれしいです。1部はオリジナルを中心とした曲、そして2部は、バンドの皆さんにも入っていただいて、オリジナル、プラスいろんな曲をこの豪華なバンドサウンドで皆さまにお聴きいただこうかなと思っています。今日は限られた時間ではありますが、精いっぱい歌わせていただきます」とあいさつ。1部では、前作シングル「黄昏のシルエット」をはじめ、民謡「黒田節」、舞踏家で歌手・花園直道の踊りをバックに「令和夢追い太鼓」、新アルバム「松阪ゆうきプレミアムベスト」(9月17日発売)収録の「無法松の一生」「イヨマンテの夜」などを歌唱した。
2部ではバンドの演奏をバックに昭和のポップス系ヒット曲のカバーから「ルビーの指環」「恋人も濡れる街角」「挽歌」「百万本のバラ」などを披露。同事務所「オフィスコットン」所属のタレント岡田美里が花束を持って祝いに駆けつけ、橋幸夫さんと吉永小百合の大ヒット曲「いつでも夢を」をデュエットした。松阪は「橋さんとは『人生、歌がある』(BS朝日)で共演させていただいたときはとてもお元気でしたので(亡くなって)非常に残念なんですけれども、残してくださったいい歌がたくさんあるので、我々も歌い継いでいきたい」と寂しそうに語った。
岡田からは「10年、どうでしたか?」と聞かれ、松阪は「宝塚の男役の方は、10年で一人前になると言われていますが、ちょっと片足を突っ込み始めたかなという感じです」と返答。さらに「10年間の中で一番うれしかったことは何ですか?」と質問されると、「いろんなことがありましたが、やっぱりこうやって歌えている今日が一番幸せです」と答え、客席からは大きな拍手が送られた。
アンコールでは新曲「まにまにのまに」を歌い、全24曲を熱唱。10周年の集大成ステージで最後まで満員の客席を楽しませていた。12月24日には東京・墨田区の東武ホテルレバント東京でクリスマスディナーショーを開催する。
松阪は東京・武蔵野音楽大学(音楽学部声楽学科)を卒業し、ミュージカル俳優やナレーターとして活動。2012年から民謡の大家、原田直之に師事し、2015年10月21日に「ふるさと帰り」で演歌歌手としてデビューした。民謡から演歌・歌謡曲、オペラ、ポップスまで幅広いレパートリーを歌いこなす「スーパーハイブリッドシンガー」と呼ばれて大きな注目を集めている。