ロックバンドくるりが書き下ろした新曲「3323」が、阪急電鉄の広告プロモーション「走る阪急写真館」のコンセプトムービーに起用されることが分かった。同社が19日、発表した。
「走る阪急写真館」は、阪急電車や沿線にまつわる思い出をコンセプトムービーやポスタービジュアルなどで表現。22日から駅や電車内広告で展開する。コンセプトムービーは「3323」にのせ、約3分半のものと15秒の2本の動画を公開する。
くるりは京都出身で、ボーカル&ギターの岸田繁(49)は鉄道愛好家としても知られる。「3323」は岸田があこがれた阪急京都線3300系の「3323編成」に由来。廃車が進む3300系で現在も8連で運行している唯一の編成だ。
岸田は「幼少期からずっと変わらず乗り続けている阪急京都線ですが、変わらない風景も、変わりゆくものもあります。祖母はもういないですが、やはり電車に乗ると、ふとその頃のことを思い出すことがあります。この楽曲のタイトル『3323』は、私がずっと好きだった京都線3300系電車の、最後まで残った編成です。私の今までの人生とともにあった『憧れ』の電車でした。風景や思い出とともに心に焼き付けておこうと思います」と楽曲に込めた思いを披露した。
ベースの佐藤征史(48)は「宝塚、十三、河原町。自分の勝手なイメージの中で交わらない街をつないでくれている阪急。ほんとにいろんな人を毎日運んでくださっているのだなと思います。たまには大きな楽器を持った人が乗車しているかもしれません。混雑時には邪魔だなって思うかもしれません。でも街を超えて音楽を届けるミュージシャンを優しく見守ってくれる阪急。本当にありがたいなと思っていました。そんな恩返しみたいな曲でもあると思います。ゆったり車窓を眺めながら聴いてください」と自身の体験も交えて語った。