俳優の阿部寛(61)が23日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜午後1時)に、8年ぶりに出演。高倉健さんとの共演について語った。
MCの黒柳徹子(92)が「高倉健さんが15年ぶりにテレビドラマに出るとお聞きになって、現場を見たい、役もつけてもらいたいっていうので、見にいらしたんですって?」と聞くと、「その時は20代後半で。最初はとんとん拍子に芸能界で役とか頂いたんですけど。ちょうど仕事があまりない時で。ずっと何か、自分がどういうふうにしたいかってわかんなかった時期だった」と振り返った。
そして高倉さんが15年ぶりにドラマ(92年放送のNHK「チロルの挽歌」)に出ると聞き、「何かで出れるんじゃないかなと思って」と回想。全ての役が決まっていたが、ひとセリフだけだが高倉さんと絡むシーンがある工事人Aがあり「『これ、ぜひやらせてもらえませんか?』って言って。それは、健さんの現場を見たら、何か自分に…。変われるんじゃないかと思って。浅はかに考えたんです。とにかくちょっと見たいなと思って」と、打ち明けた。
北海道まで行き、セリフは「たったひと言だけ『立石さん、電話ですよ』って。『おう』っていう。それだけを50メートルぐらい離れたシーンでやって」と明かした。
そして「そのあと健さんが、なんか自分の車からわざわざ降りてきてくださって『君はなんで、こんな役をやったんだ?』って言われて、『健さんの現場、見たいからです』『そうか。今度はじゃあ、もう少し絡みのある芝居でやろうよ』って言って、名刺頂いたんですよ。うれしかったですね」と振り返った。
続けて「大切にしすぎて、なくしましたけど」と、名刺をなくしてしまったと打ち明け、「なんか、もらっただけでも、なんか認められた感じがあって」と、一瞬のシーンだったがうれしかったことを明かした。
そして「健さんが現場にいて、人との接し方とか、そういうのも遠くからこうやって見られたので。それだけでも何かが自分の中で得られるっていうわけじゃないんでけど、何かは…形にならないけど、得たものは多かったなと思って」と語った。