「ドリカムの制作会社倒産」…中村正人「そうならないように頑張ります」ドリカムシアター最終日

トークショー「「コレデサヨナラ!渋谷ドリカムシアター!」に出席した、左から中村正人、林田麻里、MAKIII、広山詞葉、堤幸彦監督、井上テテ氏

DREAMS COME TRUEの中村正人(66)が23日、総支配人を務める東京・渋谷のドリカムシアターで「コレデサヨナラ!渋谷ドリカムシアター!」と題したトークショーに出演した。

今年4月に公開された中村がエグゼグティブプロデューサーを務めた映画「Page30」のメイン上映館になったテントの同シアターも、この日の営業166日目がラストで閉館。映画出演者の林田麻里(46)、広山詞葉(40)、MAAKIII(38)、堤幸彦監督(69)、脚本の井上テテ氏(46)と映画について振り返った。

中村は「普通、公開初日にマスコミの方を呼ぶことはあるんですが、最終日に呼ぶのはこの映画ならでは。この映画のプロモーションを相談に行ったら『劇場を作っちゃいましょう』と言われました。まさか自分が劇場を作らされるとは。期待と不安とワクワクでした。皆さんの夢をドンドン詰め込んでいます。皆さんがずっと描いている憧れとか夢が、映画館となり舞台となり成長して、グーグルマップにも名前が出るようになりました」と振り返った。

そして「今日終わって、精算が始まって、吉田美和から預かったお金も返さないといけない。『ドリカムの制作会社倒産』とならないように頑張ります。あとは、新しいアルバムで夢を届けたいと思います」と話した。

広山は「ここで“広山詞葉2DAYS”という2日間のイベントをやらせてもらいました。映画の上映、一人芝居、トークショー、私の推しのアンダー25の監督さんの作品を上映してもらいました。本当にありがとうございます。年内に大阪の方でミニシアターを立ち上げようと思っています。全国でミニシアターを立ち上げるの私の夢です」。

MAAKIIIは「ここで、初めての舞台に出させていただきました。実際にお客さまとこの近さで反応が見えるというのは、私自身も励ましていただきました。このドリカムシアターで初舞台を踏めたのはスペシャルなギフトだなと思います。それも『Page30』という作品があったから。この経験を御守りにしていきます。次は脚本から関わって、皆さんにお届けするものを作れたらいいなと思います。物語を作るところからやりたいと思います」。

林田は「私の実家が福岡県大牟田市で74年間続いた『太陽館』という映画館をやっていました。中学の時に営業を終えたんですけど、それを言ってみたら、ここで復活させることができました。私は夢持って生きていきたい。あたしはせりふを持って、みなさんにせりを手渡して生きていきたい」。

堤監督は「テント劇場で映画や演劇をやるのは、従来の形式を破壊する行為でかつてはすごくかっこよかった。令和の時代に渋谷警察の裏でやるのはすごいことだと思った。ワイルドノイズの中で映画を見るのは都会に生きてるんだなと実感できました。来月の頭に70歳になるんですよ。夢を持つというのが非現実的な“タイムリミット感”が出て来る中で、あと10年間で何が変えられるんだろうかという、その一里塚、記念碑になりました。あと10本は映画を撮りたいと思っています」。

井上氏は「とてもすばらしくて、この空間だからできた。いいもの見ると、こういうものできるんじゃないか、こういうものやりたいなと思った。堤監督と仕事をするのが夢で、映画『イニシエーション・ラブ』で仕事をした時、夢がかなった。堤監督のドラマを見て育ったので、次は一緒にドラマをやりたいですね」。

最後に中村は「自分でスイッチさえ入れれば、夢を持つことができる。どんな苦しい状況の人でも、夢を持つことはできる。ぜひ夢を持って、ドリームズ・カム・トゥルーにしてください」と話した。