NHKは26日、日本とシンガポールの国際共同制作によるサスペンスドラマシリーズ「ロスト・アンド・ファウンド~君を探して」(全6回)の制作を開始すると発表した。山田杏奈(24)とシンガポールの俳優ショーン・ティア(29)が出演し、26年3月ごろにBSP4Kで放送予定。山田は「シンガポールとの共同制作である今作に出演させていただくことをとても楽しみにしています」、ティアも「物語には文化や国境を越えて人をつなぐ力があると、私はずっと信じてきました。今回、その思いを体現する国際的なプロジェクトに参加できることは、本当に特別な経験です」と期待した。
「ロスト・アンド・ファウンド~君を探して」は、シンガポールの制作会社Mocha Chai Laboratories(モカ・チャイ・ラボラトリーズ)とEmpire of Arkadia(エンパイア・オブ・アルカディア)、日本の制作会社テレビマンユニオンとNHKが国際共同制作する。テーマは、海外でも「ジョーハツ」と呼ばれている、年間9万人とも言われる日本での失踪者。悩みを抱えた若者たちが、現世のしがらみを断ち切るため、あえて失踪を選び、夜逃げ屋や失踪ブローカーを介して自分の情報を消す現状を背景に、シンガポールの青年が日本へやって来て、ある失踪した少女を救い出すために仲間たちと奮闘するボーイ・ミーツ・ガールの物語。
山田は劇中で、内田優花を演じる。就職がうまくいかずアルバイトをしていたが、いつの間にか闇バイトへと足を踏み入れ、抜け出せなくなってしまう役どころだ。ティアは、ゲーム空間で恋人と思っていたサクラと連絡が取れなくなり、彼女を探しに日本へやって来るリッチー・チアンを演じる。優花がオンラインゲーム上で加わっていたパーティーのリッチーが、ゲーム空間で恋人だと思っていたサクラと連絡が取れなくなり、探しに日本へやって来る。ゲーム内でバディを組んでいた2人は、リアル空間でもバディとなり、サクラを救出するために奮闘。リッチーは兵役でIT部門にいたことがあり、ネットスキルが高く、サクラを探すうちに反社組織との闘争に巻き込まれて行く。
山田は「本読みでショーン・ティアさんとお会いして、今までにないような作品をこれから作っていけることへの期待感がとても高まりました! 今を生きる若者を映し出す作品になるかと思います。楽しみにお待ちいただけたらうれしいです」と期待のコメントを寄せた。ティアも「山田杏奈さんをはじめとする素晴らしい俳優の方々、そしてシンガポールと日本から集まった情熱的なクリエーターの皆さんとご一緒できることは、まさに夢の実現だと感じています」と山田との共演に意欲を示した。
◆「ロスト・アンド・ファウンド~君を探して」 シンガポールの青年リッチー(ショーン・ティア)は、オンラインゲームで知り合った日本人女性サクラと恋愛関係にあった…と思っていたが突然、サクラはオンライン上から姿を消す。いても立ってもいられなくなったリッチーは、サクラを探すため日本へ向かうが、実はサクラはネット上でロマンス詐欺を働く組織の一員だった。一方で、同じゲームでリッチーとバディを組んでいた内田優花(山田杏奈)は、いつの間にか闇バイトに足を踏み入れたことに気づく。優花が取り込まれたのは、まさにリッチーをだましていた詐欺組織で、サクラ役を務めていた少女マリがグループから逃げ出し、失踪していたことを知る。優花とリッチーはリアル世界でも協力してサクラを探そうとするが、詐欺グループとの危険な追走劇に巻き込まれて行く。安全でクリーンに見えて闇社会と隣り合わせの東京。失踪を手助けするエージェント、日本の反社組織、オンラインゲーム界の仲間たちなどを巻き込み、日本とシンガポール2カ国を舞台にした冒険が始まる。
◆ショーン・ティア 1995年12月7日、シンガポール生まれ。16年にテレビコマーシャルとインディペンデント映画でスクリーンデビュー。英語と中国語を駆使するバイリンガル俳優として「Reunion」「TiTouDao」「My One and Only」など英語・中国語チャンネルの数多くのドラマシリーズで活躍している。