お笑いコンビ、メイプル超合金のカズレーザーが29日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。自民党総裁選で浮上した小泉進次郎農相陣営の「ステマ問題」をめぐり、陣営の広報班長を辞任した牧島かれん衆院議員が元デジタル相で、党のネットメディア局長を務めていることについて、自民党には「世論操作は無理との証明」と指摘した。
この「ステマ問題」は25日発売の「週刊文春」報道で表面化した。同誌によるとコメントの中には「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」のほか、「ビジネスエセ保守に負けるな」と、保守色の強い高市早苗・前経済安保担当相(64)を念頭に置いたような内容もあったとされる。
小泉氏は26日の閣議後会見でこの件について報道内容を認めて謝罪。「参考例の中に一部行き過ぎた表現があった。私自身は知らなかったこととはいえ、総裁選がかかわることで、申し訳なく思う」とした一方で「再発防止を徹底し、引き続き緊張感をもって総裁選に臨んでいく」と引き続き、総裁選を目指していくことも表明した。
要請していたのは、陣営で「総務・広報班」班長だった牧島かれん元デジタル相の事務所関係者で、20日の小泉氏による総裁選立候補の会見が動画配信されるのを見越し、小泉氏の「ポジティブ」な印象をコメント欄への投稿で拡散するよう、陣営内にメールを送っていた。牧島氏は広報班超を辞任した。
田中裕二から、牧島氏が党のメディア戦略を統括する立場だが、どう考えるか問われたカズレーザーは「そういう専門的な立場にある人が、石原(伸晃元幹事長)のおっしゃるように、こうやって足の付く方法で動員をかけるということは、多分それが、自民党内のメディアに対する理解だから、多分、自民党が今後も、世論とか操作するのは無理なんだと思います。全然理解できていないことの証明になっているんじゃないかと思います」と指摘。スタジオに笑いが広がった。 その上で、カズレーザーは、「知らなかったとはいえ」と「ステマ要請」への直接の関与を否定している小泉氏について「ただ、これは、選挙に関する組織の中のポストについている人、小泉さんの下でポストについている人がこういうことをやっている。それは小泉さんのコントロールが及んでいないということじゃないですか」と組織論の側面からの考察を展開。小泉氏がステマ要請を本当に知らなかったとしたら、逆に政府よりもかなり小さい、陣営という組織の中でもガバナンスが効いていないことになり「これが、もっと大きな組織になった時に、コントロールが及ばない人が出てくるということを考えると、リーダーシップに欠けるんじゃないかということにもなる」と指摘した。