「露の五郎」襲名の「露の團四郎」が襲名あいさつ「自分なりの五郎を」襲名公演は「華やかに」

落語家・露の團四郎(右)は「露の五郎」襲名を前に大阪本社を訪れ笑顔で写真に納まる。左は桂福團治(撮影・上山淳一)

上方落語の露の團四郎(70)が29日、3代目露の五郎襲名あいさつのため、姉弟子の露の都、関西演芸協会会長の桂福團治らとともに大阪・中之島の日刊スポーツ新聞社に来社した。

上方落語協会5代目会長を務めた2代目は古典に通じ、怪談噺(ばなし)や艶笑噺、即興の笑いの芝居、大阪仁輪加(にわか)の伝承にも尽くした。創作落語も積極的に取り組んだ。

襲名披露公演は10月24日に国立文楽劇場(大阪市中央区)で行われる。公演まで1カ月を切り、團四郎は「ドキドキです。どうなるかなとプレッシャーが。まだまだ先代の足元にも及ばないので、皆さまの力をお借りしながら自分なりの五郎ができたらいい」と決意表明。「来たお客さまに喜んでいただける華やかな襲名公演にしたい。まだまだスタートなので、そこからが勝負」と気持ちを新たにした。

後見役の福團治も「上方落語のために大いに活躍してくれることを期待している。彼の特長を生かしてくれればいい」と期待した。

福岡出身の団四郎は1977年に2代目露の五郎に入門。身長155センチの小柄ながら全身を使った熱演ぶりで観客を楽しませ、師匠譲りの怪談噺には定評がある。