立川しの八、ちょんまげ男が東海道五十三次を歩きながら落語「入場無料、投げ銭方式で」

「東海道中膝瓜毛」完歩に品川宿の天祖諏訪神社で気合を入れた立川志の八

ちょんまげを結って活動している落語家、立川志の八(51)が「立川志の八の東海道中膝瓜毛~丁髷(ちょんまげ)と落語で歩く東海道五十三次」と題して、東海道の宿場町を歩いている。行く先々で落語を演じ、人々と交流しながら京都・三条大橋のゴールを徒歩目指す。今年で芸歴25年の立川流の真打ち、志の八に聞いてみた。【小谷野俊哉】

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東海道の宿場町を歩いて訪れ、落語を聞いてもらう。

「その土地になんか合ったような話とかっていうのは、まぁ一応は見てはいるんですけどね。でも、絶対じゃないですからね。土地、土地の事情によって、内容がかぶっちゃうこともある。あと、ほとんどが初めての場所ですから、行ってみないとどんな会場で落語をするのか分からない。もしかしたら、後にイベントの予定が入っていてケツの時間がきっちりと決まっているかもしれない。予定していたはずの会場がダブルブッキングで埋まっていて、屋外で話すかもしれない。雨だった傘を差しながらやるのかも(笑い)。まあね、そういう時はね、マイナスとは思わずにやりますよ。噺家になって25年だけど、結構いろいろなところでやってますからね。どこだって座布団置けば、立派な高座になる。それくらいの気持ちでやって行きます。会場の使用料だって、いくらなのか、どうやって払うのか分からない」

51歳、ちょんまげをしてなければ、なかなかのイケメン。だが、おじいさんへの道を踏み出したおじさんでもある。

「そうですよね、51歳ですから。中学、高校まではバレーボールをやってたんですけど、それ以降は特に体を雨後しかしませんね。今回も、この東海道五十三次のために体を絞るとかはは、一切やりませんでした。歩くのは簡単そうにめるけど、膝が痛くなってくるとかはあるかもしれませんね。一応、1日に平均で20キロくらい歩く予定になっています。あくまで予定ですけどね。昔の人は、東海道五十三次の約500キロを、ほぼ2週間のペースで歩いてたんで、今回はその倍の日程の大体1カ月でね。そうやって日程を組んでいると、いろいろな事を思いますね。この歩いてるうちに、高市早苗首相も誕生しているはずだし。大谷翔平のドジャースも、どこまで勝ち進んでるんだか。日本シリーズは今月の末か。京都に着く瞬間、それどこじゃなくなってるかもしれない。相撲以外は、みんなスポーツの秋(笑い)」

調子がよけりゃドンドン進み、足が痛くなったらゆっくり進む。宿場、宿場の街並みに寄り道して、地場の人と話をする。

「まぁ、どんなネタをするかも、歩いているうちに考えて、最終的にはお客さんの様子を見て、それまでに決めればいいんですからね。無理をせずに、頭にちょんまげが乗っかってるんだから、現代人みたいにせかせかせずに、いろんな者を見て、いろんなものを食べながら楽しんでやって行きます。入場料無料だから、お近くに行ったら、ぜひ足をお運びください。あ、投げ銭方式もとっていますから、遠慮せずにド~ンとご祝儀をはずんでくださっても構いません(笑い)」

予定では10月いっぱいで京都到着が目標も、天気任せ、人任せ。詳しくは志の八のX(旧ツイッター)をチェック!

(終わり)

◆立川志の八(たてかわしのはち)1974年(昭49)5月24日、横浜市戸塚生まれ。00年(平12)5月、立川志の輔に入門。09年二つ目。11年年「第10回さがみはら若手落語家選手権」優勝。12年「前橋第四回若手落語家選手権」優勝。17年真打ち。168センチ、74キロ。血液型B。