<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
昭和を代表する作詞家星野哲郎さんの生誕100年を記念するコンサート「令和・歌の祭典 2025~作詞家星野哲郎生誕100年記念~」が9月29日、都内で開催され、24組の歌手が星野さんの残した名曲を歌唱しました。
年長者から順に北島三郎(89)、里見浩太朗(88)、小林旭(86)の“レジェンド”3人の年齢を足すと263歳。10月4日が誕生日の北島はイベント時は88歳でしたが、四捨五入をすると90歳になる3人がすごく元気に往年のヒット曲を楽しそうに歌唱し、客席の約1800人が手拍子で応えていました。
トークコーナーでは、3人それぞれが“自分の話”をしてまとまらず時間が経過するばかり。このクロストークにファンは大喜びで楽しんでいますが、イベント進行の時間の関係もあります。司会を務める北島の三女の水町レイコ(50)がやんわりと「そろそろ…」と口を挟もうとすると、北島が「いいんだよ」とピシャリとひと言。これも客席の笑いを誘っていました。
北島は91年の日本レコード大賞受賞曲「北の大地」にまつわる秘話を明かしました。収録時のことです。「最初の歌詞は『おそまつ とどまつ えどまつ』。これだとお客さまに笑われるんじゃないか…。作曲をしたお師匠さん(船村徹)が星野先生に『歌詞を書き直して』とその場でお願いをして、30分後に渡されたのが今の『北の大地』です。あのままだったらレコード大賞は取れなかったかもしれないですな」。
人に歴史あり、物語あり。音楽もまたしかり。すごく楽しく、かつ勉強になる3時間超でした。【松本久】