〝泣き歌の女王〟澤田知可子、デビュー38年記念日コンサート 爆笑トークで「ブラボーを…」

デビュー記念日コンサートで熱唱する澤田知可子(撮影・中島郁夫)

歌手澤田知可子(62)が5日、東京・有楽町のアイマショウに400人を集めて「澤田知可子コンサート~Amazing Songs~」を開いた。この日は1987年(昭62)にシングル「恋人と呼ばせて」でデビューしてから、ちょうど38周年の記念日。90年から91年にかけて130万枚の大ヒットとなった「会いたい」や「りんどうの花」「幸せになろう」「空を見上げてごらん」など全19曲を熱唱した。

“泣き歌の女王”と呼ばれる澤田だが、合間のトークは爆笑の連続。オープニングで、デビュー曲の「恋人と-」を歌って「38周年を迎えさせていただきました。『会いたい』という唯一のヒット曲から35年がたちました。今日は日刊スポーツの取材も来ているから『ブラボー』という大きな声をふんだんにかけてください」とファンに呼びかけた。

「りんどうの花」は、澤田がふるさと大使を務める、岩手県八幡平市が今年市制施行20周年を迎えたのを記念して作った新曲。「『安代(あしろ)りんどう』というのが名産なんです。青や紫の花が、天に向かって伸びて咲いています。ヨーロッパにも輸出されるくらい有名なんです」と、母親の出身地であり、生まれた土地への思いを話した。

「幸せになろう」「とらばーゆ」は、女性への応援歌としての思いを込めて歌った。「埼玉県警浦和警察署の交通課で免許書き換え担当を3年やって転職、バラードを歌う“体育会系女性シンガー”としてデビューしました。38年間は山あり、谷あり、谷ありでしたが、それでも楽しく歌って来ました。年を重ねて、命の尊さを歌にすることも知りました」と振り返った。

「会いたい」では「この人生では会えなくなった人への思いを持って、この歌で声をかけに行きましょう。この歌から35年たちましたが、まだまだ伸び代があります。修業中です」と笑った。

途中で95年に結婚した、プロデューサーを務め、ステージでもピアノを担当する小野澤篤(66)を紹介。「95年の11月10日に入籍して結婚30年、パール婚を迎えました。365日、24時間ほとんど一緒にいます。1年のうち9割方を2人で歌の旅を続けています。『小野澤篤、愛妻家です』と、言って刷り込んでおります。“愛の洗脳”です(笑い)」。そして、小野澤の長年の功績をたたえて、特別コーナーを提案。小野澤は大ファンだというチューリップの「青春の影」を、ピアノを弾きながらハイトーンボイスで歌い上げて、大きな拍手を浴びた。

アンコールでは小野澤のピアノ伴奏のみで「愛の賛歌」を歌い上げて大きな拍手とブラボーのかけ声を浴びた。澤田は「この日を、このコンサートで、皆さんと一緒に迎えられたのは本当に幸せです。本当にありがとうございます。“泣き歌の女王”と言われますが、踊れる曲も楽しい曲も、私にとっては大事な歌。これからも、ずっとやって行きますので、ついて来てください。『絆(きずな)』というのは『絆(ほだ)し』って書くんです。これからも澤田に絆されてやってください、お願いします」と締めくくった。【小谷野俊哉】

◆澤田知可子(澤田・知可子)1963年(昭38)8月4日、埼玉県与野市(現さいたま市)出身。87年「恋人と呼ばせて」で歌手デビュー。90年(平)発売のアルバム「I miss you」からシングルカットの「会いたい」が130万枚のヒットして、91年に全日本有線放送大賞グランプリ、NHK「紅白歌合戦」出場。95年ピアニストでプロデューサーの小野澤篤(66)と結婚。「会いたい」が00年に「21世紀に残したい泣ける名曲」1位、24年(令6)に日本作曲家協会音楽祭でロングヒット賞。167センチ。血液型O。