加藤登紀子が高市早苗氏へ「戦争をしない人であってほしい」アルバム「明日への讃歌」会見

歌手生活60周年の軌跡について語った加藤登紀子

“おときさん”こと歌手生活60周年の加藤登紀子(81)が8日、都内で29日発売の2枚組アルバム「明日への讃歌」と、この日先行配信リリースのシングル「幸せのために生きているだけさ」の発表会見を行った。

現在の中国北東部の満州国ハルビン生まれの加藤は、1965年(昭40)に歌手活動を開始。「ひとり寝の子守唄」「知床旅情」「琵琶湖周航の歌」「時代遅れの酒場」「この空を飛べたら」「百万本のバラ」などのヒット曲を持つ。60年のキャリアの中で日本、中国、アメリカ、フランス、ロシアなど世界各地で、歌声と共に平和への思いを届けてきた。

今月4日にタカ派と言われる高市早苗自民党総裁(64)が誕生。15日にも日本初の女性首相となる見込みについて、加藤は「戦争をしない人であってほしい。自民党総裁選の日に沖縄にいましたが、沖縄の人は『どうなっちゃうんだろうね』と心配していました。基地が作られれば、標的になるだけ」と話した。

アルバム1枚目の最初の曲は、ジョン・レノンが平和への思いを歌った「Imagine」。加藤は「81年に私は中国のハルビンでコンサートを開きました.中国で日本人がコンサートを開いたのは初めてでした。私は戦争を止めるために頑張ってきた、(レノン夫人の)オノ・ヨーコさんに『あなたと一緒に頑張りたい』と手紙を書いたんです。80年の暮れ、半年前にジョンが暗殺されたばっかりのヨーコさんから国際電話がかかって来た。ニューヨーク・ロングアイランドの自宅に呼んでくれたり、『Imagine』を日本語で歌う許可をくれたりした。私にはヨーコさんとの出会いがあった。今年(8月の)中国ハルビンのコンサートでも、ワーッと歓声があがるほど反響がありました」と振り返った。

12月7日の京都公演から始まる「加藤登紀子 ほろ酔いコンサート 2025」ツアーでは、最終日の同28日の「加藤登紀子 ほろ酔いコンサート 2025 感謝祭」(大宮ソニックシティ大ホール)に歌手タブレット純(51)をゲストに迎える。加藤は「タブレットは何が起こるか分からないのが面白いのよ。ドキドキしちゃう」。会見に途中から合流したタブレットは「元々、ファンなんですが、レコードでしか聞いていなかった“生きるレジェンド”が隣にいるのはすごいことだと思っています」と話した。