元経済産業省官僚で経済評論家の岸博幸氏、元厚労官僚で神戸学院大学教授の中野雅至氏が11日、カンテレの情報生番組「ドっとコネクト」(土曜午前11時20分)に出演。番組では自民党の高市早苗総裁が総裁選出後の所属議員向けあいさつで「馬車馬のように働いてもらう」「ワークライフバランスという言葉を捨てる」と決意を示した発言について議論した。
岸氏は「高市さんの発言を問題視する必要はないと思っている」と前置きし、「自民党総裁として言ったんですよ。自分と同時に自民党の政治家にとことん働いて政策変えろ、っていうことだと思うんです。日本全体ではなく、過労死された方とか、ご懸念持たれるのはすごく分かります」とし、「ワークライフバランスばっかりやって、日本人働かないのが本当にいいの? ワークライフバランス重視してちゃんとバランスとるのも大事です。でもとことん働きたい人もいるわけです。それが規制で働けないっていうのは、問題」と持論を展開した。
物流での規制を例に挙げながら「働きたい人はとことん働いていい、っていう状況を作る。ワークライフバランス重視したい人は重視する。この両方が必要なのに、みんなワークライフバランスっておかしいですよ」と主張した。
規制強化で働きたくても働けない状況に「マジでふざけんなって思う」と言葉を強めた。
中野氏はワークライフバランスに「重要です。過剰労働で事故も起こっている」と指摘し、「高市さんは総裁の立場で国民に言ってはダメですよ」と反論した。
岸氏は国民へではなく「総裁として言っている」と擁護すると、中野氏は「テレビカメラが入っている」と議論は平行線をたどった。岸氏は「一方的に批判するのはおかしい」と再び反論。中野氏は「労働時間を短くすることで生産性が高まる」と返すと、岸氏は「高まらない」と投げ返した。
必死に応戦する中野氏に「ちょっと黙って、黙って、黙れ!」と白熱のバトルに発展し、「黙れ、コノヤロ~」。山田邦子は「黙れ、コノヤロ~が出ましたよ」と驚きの表情を見せ、「先輩と後輩なんでね」とフォローした、両手を胸の前で合わせた。
高市氏は4日の総裁選での選出後、所属議員に向けたあいさつで党再生に向け「全員に馬車馬のように働いてもらう。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」と発言した。