北村匠海(27)が13日、都内で行われた主演映画「愚か者の身分」(24日公開)公開直前イベントで、Z世代と語り合った。トークの冒頭で、永田琴監督(54)は、映画を着想したきっかけが、自身の知り合いの警察沙汰だったことを明かした。
「愚か者の身分」は、作家・西尾潤氏のデビュー作の実写化作品。北村は、SNSで女性を装い身寄りのない男たちを利用して“戸籍売買”で稼ぐタクヤ、“闇ビジネス”に誘い戸籍売買の仕事を教えた兄貴的存在の裏社会の運び屋・梶谷を綾野剛(43)、複雑な家庭環境で家族の愛を知らずに育ち、タクヤと共に闇ビジネスに手を染めたマモルを林裕太(24)が演じた。9月に韓国で開催された、第30回釜山映画祭で、今年から新設されたコンペティション部門で、3人そろって最優秀俳優賞を受賞した。
永田監督は「映画を作るきっかけの種みたいなところに、私の知り合いが警察にお世話になったことがあった」と切り出した。「対処を手伝った時に、本人にも『何で、やったの? ダメだって分かってやったの?』と聞いた」と振り返った。その上で「犯罪に手を染めた人の心理とか、少年院に入った子たちのルポルタージュを読むようになって、自分が題材にして映画を作ろうと思った。気になっていることを埋めるようにして、最終的にはリサーチに繋がった」と続けた。
北村は「実際に歌舞伎町で撮影したりもあった。闇バイトの映画ではないので、深いリサーチは必要なかった。闇バイトと思っていない若者が多いと聞いた。SNSが発達したからこその危険が、僕らの時とは違ってある」と、永田監督に続いて撮影を振り返った。