五木ひろし、最新曲「母の顔」熱唱 昭和という激動の時代生き抜いた母への感謝込め自ら作詞

歌謡祭の大トリで熱唱する五木ひろし(17日、東京・江戸川区総合文化センター)

日本歌手協会主催の「第52回歌謡祭~歌は世につれ…昭和100年・戦後80年~」が17日、東京・江戸川区総合文化センターで昼夜2部公演行われた。

昼の部の大トリで、歌手デビュー60周年の五木ひろし(77)が登場した。ヒット曲「そして…めぐり逢い」、自ら作詞した最新曲「母の顔」を熱唱した。

7月に慢性閉塞(へいそく)性肺疾患などで休養するなどしたが、「もう大丈夫です」と言うように、いつもと変わらぬ五木節で会場を沸かせた。

「母の顔」は、昭和という激動の時代を生き抜いた母への感謝と、みずからの60年を重ねた秀作。「契り」「こしの都」など、五木自身が作曲したヒット曲は数多いが、「作詞はほとんどありません」という。それだけ思いを込めた作品でもある。

60年を振り返り「好きな歌の道を歩いてこられたことは、本当に幸せ者です」と話した。

60周年記念の一大イベント「五木JAM2025 in YOKOHAMA」が11月11日に、横浜アリーナで開催される。共演者は市村正親、奥田民生、吉幾三、南こうせつ、横山剣、中山秀征、三山ひろし、新浜レオン、ももいろクローバーZら多彩な顔ぶれ。

五木ひろしとしてデビュー50周年の21年に「ITUKIフェス」を開催したが、グレードアップして開催する。JAMとは即興的な音楽会のこと。五木は「『よこはま・たそがれ』のゆかりの地で開催します。市村さんと一緒に歌ったり、出演者が僕の曲を歌ってくれたり。本当にこれまでにないステージを楽しんでほしい」と意気込む。

来年は五木ひろしとしてデビュー55周年で、記念年が続く。「明るく、楽しく、輝きたいですね」と話していた。【笹森文彦】