女優中山忍(52)が19日、フジテレビ系の特別番組「なりゆき街道旅」(正午)に出演。昨年12月に亡くなった実姉で女優で歌手中山美穂さん(享年54)との思い出を語った。
箱根芦ノ湖周辺の日帰り旅で、忍は夕食で仙石原の野鳥などの肉を焼く狩り場焼きを出演者と囲んでいた。メンバーは案内役のハナコ岡部大、マスダオカダ岡田圭右、タレント松本明子。岡部から、亡くなった美穂さんの代役で、今年1月から放送したフジテレビ系のドラマ「日本一の最低男~私の家族はニセモノだった」ドラマ出演のオファーがきたときのことを聞かれた。
ドラマは美穂さんが保育園の園長役で出演していたが、急逝したことで、代役として忍に白羽の矢が立った。忍は「突然のことだったので、心の準備みたいなものが何もなかった。共演ということをしたことがなかった」と振り返った。美穂さんは同ドラマの1、3、5話に出演予定で、1、3話は収録済みだった。
忍は収録されたドラマを見て「お姉ちゃんはこういう風にやりたかったんだ」と感じたという。演じることができなかった5話に関して「残りをやりたい、って思った」と話し「割りと厳しめの園長さんという設定だったけど、姉はちゃっかり仕事を人に押しつけちゃうようなかわいらしい感じに仕上げていたんですよ…あっ、そうかこういう風にやりたかったんだ。お姉ちゃん、この先、お芝居をこういう風に道を開いて行こうとしていたんだ…やりたいなと思ってお願いしたら、やらせていただけることになって、これは本当に感謝してるんですけど、最後に名前がテロップが出る。中山美穂・中山忍、って並んで出してくださって。最後になってしまったんですけど…」とここで涙声になった。
続けて忍は「スゴい、うれしかったです。なんか私がしてあげられることが、本当にないと思っていたので…」と話すと、ハンカチで流れる涙をぬぐった。さらに「演じているときは我慢していないと泣いちゃう自分がいたので、泣かないように気持ちだけゼロにしていると、普段、自分と役を行ったり来たりすればいいけど、間で一時停止ちゃうみたいな気持ちになって…」と振り返った。
美穂さんが役で使っていたエプロンが2着あり、番組側からはそのうちスペアの1着を「お持ちになりますか」と配慮してくれたと説明。その気持ちに感謝していたと話して、また涙を流した。
番組ロケが箱根だったため、忍は、訪れた箱根神社の権禰宜(ごんねぎ)から「今すごく悲しいでしょうけど、お姉さんは、美穂さんは、いろんな歌とかドラマとか作品をたくさん残されていますよ。ずっとずっと覚えていてもらえますよ。だから寂しくないですよ」と声を掛けられたと話した。ここで、忍が泣く前に、岡部が大号泣。しゃくり上げ「涙がもろくなって…お肉いただきます」と断りながら、顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくった。