立憲民主党の辻元清美参院議員が28日までにX(旧ツイッター)を更新。高市早苗首相が24日に国会で行った所信表明演説や、閣僚への指示書について私見を述べた。
辻元氏は、高市首相が所信表明演説で防衛費の増額目標を前倒しすると宣言したことに言及。「しかし肝心なことが抜けている。防衛費引き上げの財源をどうするのか?岸田政権からの宿題『防衛増税』をいつやるのか?しかもこのタイミングでトランプ大統領と会って、さらに増税額が増えるのでは?」と疑問を投げかけるとともに、「矛盾も多い。物価高対策と積極財政をどう両立させるのか、その道筋は見えない。金融緩和と積極財政は物価高を助長するのではないか。高市総理は日銀の利上げも牽制してきたが、円安が加速すればインフレがまた進む。デフレ脱却を目指したアベノミクスの踏襲では、今の時代の処方箋にはなりえないはず」と、物価高対応を含めた経済対策についても問題点を指摘した。
また、「高市総理の所信からはほとんど『人』が見えなかった」とし、「強い経済は歴代の総理が打ち出してきたが、石破総理も岸田総理も、同時に一人ひとりの人生や暮らしに想いを寄せるのを忘れなかった」とした上で、「高市総理、経済を支えるのは大企業だけじゃない。『人』を見てほしい。決断と前進の前に信頼がなければ、尊敬するサッチャー首相ではなくトラス首相になってしまうよ」と訴えた。
続く投稿では、高市首相が閣僚に出した指示書の全文を紹介した記事を引用し、「所信は多くの内容がここから抜粋されている。例えば『責任ある積極財政』『外国人問題に関する司令塔機能』『世界の真ん中で咲き誇る日本外交』などの、いわば<強い系>はほぼ所信で網羅されている」と言及。一方で「指示書を読むと<優しい系>も多い。でも、所信からそちらは極端に抜け落ちているのだ。いくら時間に限りがあるとはいえ・・・」と、地球温暖化対策の推進や、子どもの貧困対策、児童虐待防止対策などについても書かれていることに触れ、「『強さと優しさ』政治はバランスが大事。きっと救われる人がいるから、こちらも前面に出そうよ」と思いをつづった。