泉ピン子(78)と佐藤隆太(45)がダブル主演する舞台「終活を始めた途端、55歳の息子が帰ってきました」(来年4月25、26日、東京・シアター1010ほか)の記者発表会が28日、都内で行われた。
「死ね、クソババア!」と言って18歳で家を出た1人息子(佐藤)が55歳になって突然、75歳の母(泉)が暮らす家に舞い戻ってきた。長年のわだかまりを抱えた母と息子が再び“家族”としての絆を取り戻していく姿を描く。
佐藤の妻役に星野真里(44)、泉の友人役に、あめくみちこ(61)。
原作を2回読んだという泉は「会話がほとんどないんです。4人でどうなるんだって感じ」と明かし、役柄については「寡黙で知的な女性。自分みたいにがさつな女じゃない」。そう言いながらも「劇を見る前に、ぜひ本を先に買って読んでみて。結構最後は泣けますよ。2回目に読んだ時は本当に泣けた」と素直な思いを吐露。そして「年老いてくるとこんなに涙もろくなるとは」と続けて盛り上げた。
あめくは「ピン子さんの大親友役です。緊張をしていますが、けいこ場から毎回、ピン子さんのせりふを聞いて全身全霊で返します」と気合十分に語った。
星野も「タイトルにドキッとして心をひかれました。4人の中の1人になれて、同じ舞台に立てるだけでワクワクします」。
佐藤は「僕は舞台に立つお芝居がすごく好き。舞台は一方通行ではなくて、お客さんと一期一会。すてきなキャストと一緒にお届けします」と舞台の魅力を話した。
最後に泉は「舞台の上では、私が先輩だからというのではなくどんどん言ってほしい。芸の上では平等です。良い作品を作るのに先輩も後輩もない」と3人にリクエスト。その後で「私はスターです。ハッキリ言って。良い物を作ろうと思って教えているのを『いじめた』と言われるのは違う。いいものを作りたいという一念。だから皆さん、(私の助言を)冥土の土産にしてください」と笑顔で続けた。
原作は保坂祐希氏の小説「『死ね、クソババア!』と言った息子が55歳になって帰ってきました」(講談社)。保坂氏は「案の定、コンプラ上の問題で原作タイトルを舞台に転用することはできませんでした。それでも、泉ピン子さんの大ファンである母に、この舞台を冥土の土産に持たせることができそうです」などと舞台化の喜びをコメントした。