イエモン吉井和哉「病気の回復が早まった」自身の闘病と復活を描くドキュメンタリーに

「みらいのうた」の舞台あいさつに登場した吉井和哉(右)とエリザベス宮地監督(左)(撮影・寺本吏輝)

THE YELLOW MONKEYの吉井和哉(59)が31日、東京・丸の内ピカデリー2で、映画「みらいのうた」東京国際映画祭公式上映舞台あいさつに登壇した。

「みらいのうた」は、2022年に撮影を開始した数カ月後に吉井が喉頭がんであることが発覚。闘病を経て2024年に感動的な復活を遂げた東京ドーム公演に至るまでの日々を濃密に記録したドキュメンタリーだ。吉井をロックの世界に導いた人物との交流も映し出す。

約3年間カメラを回し続けていたというが、登場人物は「僕の周りに、日常でいる人たちを集めているだけ」だと回想した。「言い方は変だけど、神様がキャスティングやロケ地、小道具全て与えてくれたようなドキュメンタリーだと思います」と感謝とともに表現した。

ライブのリハサールなど準備の期間もカメラを止めず、闘病中の吉井の姿も収めている。「公演が近づいているのに声が出ない。『どうしよう、つらい、今は1人になりたい』というシーンもあった」と素直に明かした。しかし、この日の公開を受けて「撮ってもらってよかった」と笑顔を見せた。

途中でドキュメンタリーの製作を辞めたくなった瞬間は「ない」と即答し、「(復活ライブの)東京ドームはもちろん、このドキュメンタリーが回っていたことによって、病気の回復が早まったとすごく思います」と振り返った。