「国宝」主演吉沢亮、歌舞伎の稽古で「ストイックな彼が奮い立たせてくれた」横浜流星に感謝

TAMA映画賞授賞式 最優秀男優賞を授賞した吉沢亮(撮影・山本朝陽)

第17回TAMA映画賞授賞式が15日、都内で行われた。6月6日の初日から10日までの158日間で、実写邦画歴代2位の興行収入170億円を突破した「国宝」(李相日監督)が最優秀作品賞に輝いた。

また、任侠(にんきょう)の一門に生まれるも上方歌舞伎の名門の当主に引き取られ、芸に人生をささげた立花喜久雄を演じた主演の吉沢亮(31)は、史上初の2年連続最優秀男優賞。喜久雄の少年期を演じた黒川想矢(15)は最優秀新進男優賞と、「国宝」で3冠に輝いた。

吉沢は1年半、黒川は半年にわたり、魂を込めた歌舞伎の稽古を行った。吉沢は「心が折れる瞬間があった。つま先から髪1本の先まで歌舞伎役者になるというストイックな彼が奮い立たせてくれた」と、喜久雄を引き取った花井半二郎の息子・大垣俊介を演じた横浜流星(29)に感謝。黒川は「吉沢さんと横浜さんと歌舞伎の合宿に行った時、自分の意識じゃなく、役として踊れたのが楽しかったので今も稽古をしています」と明かした。

「国宝」は、13日に発表された日刊スポーツ映画大賞でも作品賞、吉沢の主演男優賞、黒川の新人賞をはじめ7部門で最多の11ノミネートされている。

広瀬すず(27)は「遠い山なみの光」「宝島」などで最優秀女優賞に輝き、「流浪の月」の22年以来、李監督と3年ぶりの同賞受賞となった。【村上幸将】