板垣李光人(23)が19日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われた主演のアニメ映画「ペリリュー ー楽園のゲルニカー」(久慈悟郎監督、12月5日公開)東京プレミアに登壇。同名漫画の原作者で、映画の共同脚本も務めた漫画家・武田一義氏から、YouTube動画で配信されたbパン作りの動画を見て、主人公に似ていると感じたことが、主演の候補の中から強く推した決め手だったと明かされ、照れ笑いを浮かべた。
「ペリリュー-」は、第46回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した同名漫画をアニメ映画化。板垣は、太平洋戦争末期の昭和19年に、南国のペリリュー島にいた21歳の日本兵士・田丸を演じた。田丸は漫画家志望の才を買われ、亡くなった仲間の最期の勇姿を遺族に向けて書き記す「功績係」を命じられる。同9月15日に4万人以上の米軍による攻撃が始まり、1万人の日本軍は満身創痍(そうい)のまま持久戦を強いられてゆく。その中、時にウソを交え仲間の死を、美談に仕立てる田丸を、中村倫也(38)が演じる同期ながら頼れる頼れる相棒の上等兵・吉敷佳助が支える。最後まで生き残った日本兵はわずか34人の中、懸命に生きようとした2人を描く。
武田氏は「板垣さんが(田丸役の)候補と聞いて、声が思い浮かばず、自宅に帰ってYoutubuを見た。ナイトルーティンの、パン作りを見た。その中の板垣さんが、田丸っぽいと思い、プロデューサーに『板垣さんでお願いします』と。決まって良かった」と振り返った。板垣が「パン作り…」と照れ笑いを浮かべると、中村は「パン作りもやるの」と驚いた。
板垣は、演じた田丸について「戦地で命を落とした方の記録を記して、待っているご遺族の元に届けるのを書く。漫画家を夢見ていて、絵を描くのが好き。僕も同じで親近感を抱いています」と共通項があると口にした。