元札幌テレビのフリーアナウンサー、ジャーナリスト宮田愛子が24日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。高市早苗首相が南アフリカ・ヨハネスブルクで行われる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)を前に、「なめられない服」「外交交渉でマウント取れる服」を悩んだと投稿したことについて私見を述べ、一部フォロワーの意見にも反応した。
宮田は22日夜、高市首相の投稿を引用すると「一国の首相として、言葉選びの品格は重要です。国家間交渉は、政策・戦略・国益に基づくもの。『なめられない』『マウント』といった、個人的な優劣意識や不安を象徴する日常語を外交に持ち込むことは、その重みを十分に理解していないと受け止められても仕方がないのではないでしょうか」と指摘した。この投稿は表示回数13万回にのぼる反響となり、390を超えるコメントが寄せられ、賛否を呼んでいる。
宮田はその後「言葉の使われ方が適切かどうかは、イデオロギーやレッテル貼りとは切り離して考えるべき“公共の問題”です。国家間交渉に使われる言葉は、個人の感情や優劣意識を反映させる場ではありません。印象論だけでは成立しない外交の仕事だからこそ、政治家の言葉には丁寧な検証が必要です」と補足した。
さらに、一般ユーザーからのコメントについても投稿。「“首相の言葉遣いが外交の場に相応しいか”という建設的な話に、リプ欄には『アナウンサーのくせに』『うるさい』と、感情的なレッテルで対話が進みません。中身の話をしませんか。『首相のジョークが通じないの?』も、論点は“外交の場に日常語やジョークを持ち込むことの適否”。そこに回答いただきたい」と呼びかけた。
その上で、宮田はあらためて、「イデオロギーのみの判断、感情・印象による世論形成が危険なことは歴史が物語っています。是々非々で、個別具体的な検証が大切です」と持論を展開した。
高市首相はG20サミット出席を前にした21日夜、自身のXを更新。「昨日は、午前中の日程を空けてもらって出張用荷物のパッキングをしましたが、悩みに悩んで凄く時間がかかったのが、洋服選び…。去る11月14日の参議院予算委員会における安藤裕参議院議員の御発言が、頭の中でグルグル。『これから、高市総理はじめ各閣僚の皆さんも、世界各国のトップと交渉しなくてはなりません。そのときに、できれば日本最高の生地を使って、日本最高の職人さんが作った服でしっかりと外交交渉してもらいたいんですよ。安物の服で対応していたらなめられます』 私は日本最高の生地を使った服や日本最高の職人さんが作った服は持っていませんが、安藤議員の御指摘は一理ある気がして、クリーニングから戻ってきた服の中から、『安物に見えない服』『なめられない服』を選ぶことに数時間を費やしました。結局、手持ちが少なく、皆様が見慣れたジャケットとワンピースの組み合わせで荷作りを終えましたが…。外交交渉でマウント取れる服、無理をしてでも買わなくてはいかんかもなぁ」と投稿していた。
宮田は北海道出身で、05年に札幌テレビに入社し、アナウンサーや記者として勤務。17年に退社後は、フリーアナ、ジャーナリスト、企業の広報担当などの活動をしている。国家資格キャリアコンサルタントや防災士の資格も保持している。