若狭勝氏「ちょっとバランスを失する」日テレの国分太一降板処分「中身をある程度告げないと」

目を赤らめ、涙する国分太一

元東京地検特捜部副部長で元衆院議員の若狭勝弁護士が27日、フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に生出演。26日に、元TOKIOの国分太一(51)が、コンプライアンス上の問題行為発覚で6月に日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」を降板となった一件について謝罪した会見や日本テレビの対応について解説した。

国分は会見で、再三「答え合わせ」を求めたが日テレ側は関係者の保護を第一の理由に答え合わせは難しいとした。若狭氏は、何か処分を行う場合には、犯した行為と処分の重さに「比例関係が必要」であり「バランスが保たれてなきゃいけない」と指摘。現状では「(処分に至った行為の中身を)国分さんに告げないと、その処分のバランスっていうのは、やっぱり彼の中では生まれてこない」と解説。日テレの今回の手続きは「ちょっとバランスを失する」と語った。

若狭氏は、「答え合わせ」を求めた国分と、事案の関係者保護のために応じられないとする日テレ側の双方の主張について「確かにですね、やはりなんか処分する際っていうのは手続きの公正性っていうのが大事なんだと思うんですね」と一般論としての処分の際の重要な点を指摘し「このぐらいの程度しかやってないにもかわらず、処分がすごい大きいっていうことになると、これは違法の可能性が出てくるんですよ」と語った。

その上で、今回の降板という処分は「重い処分」と指摘した上で「バランスが保たれてなきゃいけないというのが処分する際の1つの大きな尺度なんですよね。そうすると今回降板という非常に重い処分を受けながら、じゃあ何をやった、コンプライアンス違反というだけじゃなくて、その中の中身としてどういうものがあるのか、ということをやはりある程度、やっぱり国分さんに告げないと、その処分のバランスっていうのは、やっぱり彼の中では生まれてこない」と、国分さん側の主張を解説した。

若狭氏は国分氏側から見た現状について、刑事事件に例え「刑事事件やなんかを例えて言うとですね。いきなり裁判所に呼び出されて、(裁判所側が)話を被告人から聞いて(被告は)何が起訴されているかも全然わからないと。(裁判所側が被告に)いきなり話を聞いた後、(被告が裁判所から)『あなたは懲役2年』と言われるようなもんなんですよね」と、刑事裁判に例えれば、起訴罪名を告げられずに被告となり、いきなり判決を言い渡される状況と同じだと指摘。「それは犯罪であっても、やっぱり公正な手続きを踏んでやらなきゃいけないというのが、今この社会のあり方なんで」と語った。

また、日テレ側が、国分の行為について「それが犯罪とまでは言えないって、日本テレビも言ってたわけですから」とし「にもかわらず降板という重い処分をしながら、何が問題になっているのかというのは本人にも告げない形で重い処分をするというのは、ちょっとバランスを失する」との見方を示した。一方で、日テレの今回の処分の手続きが違法かというと「日本テレビ側にそうした法律違反とか法的に問題があるかというと、なかなか法律的にここが問題だとは言えないんですけど」とも解説。その上で「ただ法律的に違反しなくても、やっぱりちょっと、公正な手続きっていう点については、やはり問題なし、としないと。本当にそう思いますけど」と指摘した。