京都・南座で1日、年末の風物詩「吉例顔見世興行」が初日を迎えた(25日まで)。今年は、菊之助改め8代目尾上菊五郎襲名披露、丑之助改め6代目尾上菊之助襲名披露が目玉となる。
昼の部では、片岡仁左衛門の「俊寛」、松本幸四郎の「一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」、中村鴈治郎・扇雀の「醍醐の花見」と華やかな面々による共演。注目の菊五郎(48)と菊之助(12)は「玉兎」「鷺娘」で美しい舞いを演じた。「玉兎」を演じた菊之助は、まだ少年らしい体をしなやかに生かし、時にはコミカルな動きで満席の客席から笑いを誘った。「音羽屋!」の大向こうにも動じることなく、舞台度胸の良さを見せつけた。
息子に続いて登場した菊五郎は一転、幻想的で妖艶な舞いで鷺の精を演じた。衣装が白から赤に、さらに紫、ピンク色、最後は再び白へと変化。早替わりには場内から大きな拍手があがった。
また、亡くなった片岡亀蔵さん(享年64)の代役を坂東彦三郎(昼の部)、尾上菊市郎(夜の部)が務めた。