演歌歌手福田こうへい(49)がこのほど日刊スポーツの取材に応じ、趣味の釣りについて語った。連載最終回。【松本久】
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子どものころから釣り好きだったが、テレビでマグロ漁の番組を見て、漁師の生きざまに魅了された。
ある時のコンサート。青森・大間町の“伝説のマグロ漁師”と呼ばれる熊谷義宣さんが来場しているのを目にし、声をかけたことから交流が始まった。
その後に大間町で一本釣りに挑み、23年に77キロ、24年は130キロ、そして今年は50キロと70キロのマグロを釣り上げた。“釣れば天国、釣らぬは地獄”と言われるマグロ漁の厳しさについて、福田は「人生と同じ」と指摘する。「自分は民謡・演歌歌手1本でやっていますよね。何ら保証のない仕事です。これはマグロ釣りをしている人たちと同じだなぁって。漁師さんは『マグロさま』って言うんですよ。自分のえさを『マグロさま』が選んでくれる。決して自分が釣ったわけではないんです。漁師さんに『こうへいさんも同じじゃねえか』って言われた時に『そうだな』と思いました。おれがお客さまを選んでいるのではない。お客さまに選んでもらっている立場なんですよね」。
来年は15周年イヤーに突入する。節目の年、マグロ釣りも歌の世界も狙うのは、もちろん“大漁”だ。(おわり)
◆福田(ふくだ)こうへい 1976年(昭51)9月21日、岩手県生まれ。23歳から民謡を始める。12年に「日本民謡フェスティバル」でグランプリを獲得。同年10月に「南部蝉しぐれ」で演歌歌手デビュー。NHK紅白歌合戦に4回出場。血液型O。