尾上右近(33)が10日、1月歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎『蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)』」(来年1月2日から)取材会を都内の同所で行った。
クモの精がさまざまな人間に化けて翻弄(ほんろう)する舞踊演目。約1時間の間に8役の早替わりに挑戦する。これまで市川猿之助(50)の6役の早替わりが最多で、8変化はこれまでにない挑戦となる。
「皆さんに楽しんでいただける、やりたい放題の出しゃばり右近くんさく裂の舞台をお届けして、新年のエネルギッシュなひとときを過ごしていただきたい」と自信をみせ、「これで楽しくないって思ってもらったら、僕が歌舞伎を辞めるか、そのお客さんにもう歌舞伎見るのをやめてもらうか」と笑わせた。最後は「あなたの心をクモの糸でからめとります」と力強く語った。
この日は、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で足利義昭役を演じることも発表された。歌舞伎で足利義輝役を演じたこともあり「足利家にご縁があるのかな。菩提(ぼだい)寺にも行けたし、役に選ばれていると感じた」とし、「青春群像劇ですので、しっかりと人間らしい義昭を演じたい」。歌舞伎との両立については「大丈夫。どっちも頑張ります」と話していた。