玉川徹氏「京大OBが寄付金払って…」ノーベル賞の日本人受賞継続目指し基礎研究支援へ提案

玉川徹氏(2019年7月撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は11日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。日本時間のこの日未明、スウェーデンで行われたノーベル賞授賞式や晩さん会に日本人2人が出席したことをめぐり、今後も日本人研究者の受賞を継続させるため、基礎研究への投資が重要と強く訴えた。

自身と、木曜コメンテーターの結城東輝弁護士がともに京大出身であることに触れ、「京大のOBが寄付金どんどん払って、京大だけはなんとかするっていうのはどうかね?」と独自のアイデアをぶち上げ、テレビを通じて京大OBに呼び掛けるような形となった。

今年のノーベル化学賞を受賞したのは、生理学・医学賞の坂口志文大阪大特任教授(74)と、化学賞の北川進・京大特別教授(74)。2人は授賞式で、最高の栄誉を示すメダルと賞状を授与された。番組では、2人の授賞式や晩さん会での様子を速報で伝えた。

番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一は「なかなか見えにくい基礎研究というところに(国が)お金を出せるかということ」と、長年課題になっている基礎研究の充実を、今後どうはかるかという観点に言及。これに玉川氏は、「今の内閣は基礎研究にもっとお金を出すという話をしているのでぜひやってほしいと思う」と高市政権に期待を示した上で、北川氏について「先輩じゃないですか、京都大学の」と、結城弁護士に話しかけ「京大のOBが寄付金をどんどん払って、京大だけはなんとかするっていうのはどうかね?」と、アイデアを向けた。

結城氏が「そういうネットワークを使ってね」と応じると、玉川氏は「(京大の)卒業生は、年間3000人くらいいるんですよ。東輝さんは今、子育てが大変だけど、60歳以上の京大OBは年間10万くらい払えと。それだけでも60億くらいになりますから」と私見を述べ、「これを、基礎研究の方へ持って行くとか、どうかなと思う」とぶち上げた。

そう思う背景として「(科学雑誌の)『ネイチャー』でも、もう日本は論文を見ても、世界の化学をリードする国ではないと言っているくらい。そういうふうに書かれちゃうとね…」と声を落とした。羽鳥が「これからノーベル賞の(日本人の)受章者は出にくくなってしまうかもしれないということ」と指摘すると、玉川氏は「中国は自然科学の受賞者は出ていないが、20年後は毎年のように中国、みたいな状況になり得る。日本は資源のない国で、人材だけなんだから。とにかく、研究開発費は何を惜しんでも投じないといけないと僕は思いますね」と強調した。