岩井俊二監督「こんなに身軽なんだ」庵野秀明監督、鈴木敏夫氏と25年ぶりに主演映画を回想

「式日」特別上映イベントでトークセッションする岩井俊二(撮影・千葉一成)

映画監督の岩井俊二氏(62)が19日、00年公開の主演映画「式日」(庵野秀明監督)特別上映を前に、トークショーに登壇した。

監督生活30周年を記念した特別上映。庵野監督の故郷の山口県宇部市を舞台に、描くべきテーマを失った映画監督を描いた実写映画。この日は庵野監督と同作でプロデューサーを務めた鈴木敏夫氏(77)も登壇。25年ぶりの3人での再会となった。

初めて俳優として出演した作品だったが、「半分監督目線で見ているので、とにかく邪魔だけはするな! という感じで自分を見ていた。演技で何かしようとかはなかった」と明かした。現場では演者と監督の立ち振る舞いの違いを感じたといい、「監督をやっているので、俳優として現場にいるとこんなに身軽なんだ、と思った。暇っちゃ暇だった。庵野さんを見ていると大変に見えて、客観視すると自分の仕事の大変さに気づいた」と振り返った。

役者としての出演でも細部へのこだわりは捨てきれなかったといい、庵野監督からは「しびれを切らして現場で指示していたシーンもあった。すごくイライラしていましたよ」と明かされ、苦笑いを浮かべつつ「大竹しのぶさんも出ていて、僕が小細工して『話を振るから答える形でやってほしい』と打ち合わせして撮影に入ったら、庵野さんから『次岩井さんしゃべらないで』と言われて、黙っているしかなくなった」と明かし、笑いを誘った。。